出演・語り・製作
渡辺護(わたなべ まもる)

1931年東京生まれ。早大文学部入学後、八田元夫演出研究所に入る。その後、TVドラマの俳優、脚本家、助監督などの経験を経て、1965年、『あばずれ』で監督デビュー。ピンク映画界で活躍。東てる美、美保純、可愛かずみのデビュー作を撮り、世に送り出した。
一般映画においても、『連続殺人鬼 冷血』('84)、役所広司を広く知らしめた『紅蓮華』('93)なども傑作の呼び声が高い。現在、確認できる監督作は210本だが、それ以上撮ったと言われている。
2013年、新作『色道四十八手 たからぶね』準備中にがんに倒れ、同年12月24日亡くなる。

監督
井川耕一郎(いかわ こういちろう)

1962 年、東京都生まれ。早稲田大学在学中に早大シネマ研究会に所属。'86 年に製作した『ついのすみか』がぴあフィルムフェスティバルに入選。'93 年、後藤大輔『のぞき屋稼業』で脚本家デビュー。ピンク映画の脚本は『女課長の生下着 あなたを絞りたい』('94 年/鎮西尚一監督)など。
監督作として『寝耳に水』(2000)、『伊藤大輔』('04)、『西みがき』('06)など。渡辺護監督作品では『片目だけの恋』('04)、『喪服の未亡人 ほしいの…』('08)の脚本を手掛けた。
渡辺護監督の「井川に撮って欲しい」という意志を受け、『色道四十八手 たからぶね』を監督。2014 年3 月に完成。同作はドイツ・フランクフルトでの《第15 回ニッポン・コネクション》にてニッポン・ヴィジョンズ審査員特別賞を受賞。《カメラ・ジャパン・フェスティバル2015》(オランダ・ロッテルダム)、《ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016》にて正式上映されるなど、国内外で評価を集めた。
出演・語り・製作:渡辺護

監督:井川耕一郎


製作・編集:北岡稔美  撮影:松本岳大  録音:光地拓郎  監督助手:矢部真弓、高橋淳


2012年(第一部・第二部 前後篇分割版2016年)/カラー/スタンダート/DVD
配給:PGぴんくりんく


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