1981年／ミリオンフィルム配給
監督…高橋伴明　脚本…米田彰　撮影…長田勇市
出演…山路和弘、下元史朗、忍海よし子

◆「冒険者たち」を想起させる、チンピラの男二人と一人の女をめぐる切ないトライアングル。1981年ZOOM-UP映画祭にて２位を大きく引き離してベストワンを獲得。高橋伴明監督の代表作であり、ピンク映画史上最高作とも称される紛れもない傑作！
2005年にニュープリントされた35mmフィルムを国内初上映。
★東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©ヒューマックス・コミュニケーションズ

監督・脚本…後藤大輔　プロデューサー…池島ゆたか　撮影…飯岡聖英
出演…冨田じゅん、松井理子、瀬名りく、なかみつせいじ、世志男、沼田大輔、久保新二

◆日活ロマンポルノのラスト作品『ベッド・パートナー』（1988）で監督デビューを果たし、『夜明けの牛』『ブラインド・ラブ』などで独創的な作品世界を創り出し、海外でも注目を集める後藤大輔監督。本作は落語「芝浜」を翻案し、自堕落な中年男をめぐる夫婦愛の物語とユニークな人間模様を描きだした好編。

©オーピー映画

監督・脚本…山内大輔　撮影…創優和
出演…北谷静香、里見瑤子、佐々木基子、柳東史、佐々木恭輔、サーモン鮭山、世志男

◆悲劇的な人生に包まれながら狂気の愛に堕ちてゆくサダコの悲哀な愛欲の果て…。阿部定をモチーフにしながら奔放に展開するストーリー、過剰なまでの暴力描写と濃密なエロスが混然一体となって観る者を圧倒し、予想外のラストまで一気に駆け抜ける。2011年ピンクを代表する疾走感にあふれた快作。

©新日本映像

1976年国映製作／新東宝映画配給
監督…稲尾実（深町章）
出演…中野リエ、東祐里子、小川レナ、小森由加

◆ピンク映画の看板シリーズとして根強く支持された「痴漢電車」をはじめ新東宝ピンクを長年牽引してきた稲尾実＝深町章監督。監督生活40周年を迎えた深町監督の特別賞受賞を記念し、現存する最古の監督作を発掘し特別上映！
（プリント劣化のため、お見苦しい箇所がございます）
★東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©国映

監督・脚本…田中康文　プロデューサー…浜野佐知　撮影…飯岡聖英
出演…管野しずか、佐々木基子、山口真里、池島ゆたか、なかみつせいじ、牧村耕次、那波隆史

◆賭け将棋で生計を立てる「真剣師」の世界を舞台に、伝説の真剣師と呼ばれた父を持つヒロインが闇カジノの元締めと因縁の対決に挑む姿を描く。これが映画初出演となる管野しずかがベテラン俳優と堂々と張り合う存在感と魅力を発揮。2006年に監督デビューし新人監督賞を受賞した田中康文の丁寧な演出が光る。

©オーピー映画

監督・脚本…友松直之　撮影…飯岡聖英
出演…柚本紗希、倖田李梨、若林美保、津田篤、如春、藤田浩

◆ピンク映画館が突然閉鎖され、従業員と観客の男女が館内に残される。スクリーンからは操り人形が語り出す「さあ、映画を始めよう」…。2010年に移転した上野オークラ劇場旧館でロケを敢行し、ピンク映画の観客へ批判と愛を訴えかける密室サスペンス。『吸血少女対少女フランケン』の友松直之監督作。

©オーピー映画