PINK FILM CHRONICLE 1962-2012 -午後8時の映画祭-

料金:一般・学生1300円 シニア1000円 水曜女性1000円 最終回1本800円
   名画座回数券5000円(5枚綴り 銀座シネパトス名画座番組にて3ヶ月間有効)
   ★特別上映のみ1500円均一(各種割引は適用外 名画座回数券、共通券は使用不可)
※2本立て連続上映。途中休憩なし。
※期間中レディースシートを設置します(席数限定)
※18才未満の方はご鑑賞できません。

上映カレンダー 〈-FINAL- 団鬼六原作×愛染恭子監督 最新作『奴隷市』先行レイトショー〉
                        12.1(土)〜12.11(火) 連日20:15〜 ※12/1、7 、8は20:00〜

12.1(土)〜12.4(火) 『奴隷市』
  2012年 監督:愛染恭子
『阿部定 最後の七日間』
  2011年 監督:愛染恭子
○12/1(土)上映前舞台挨拶 ゲスト:麻美ゆまさん、愛染恭子監督、新納敏正さん、川瀬陽太さん、ほたるさん、けーすけさん(MC)
12.5(水)〜12.7(金) 『奴隷市』
  2012年 監督:愛染恭子
『奴隷船』
  2010年 監督:金田敬
○12/7(金)上映前トークショー ゲスト:愛染恭子監督、椿珠陽による即席緊縛講座
◎12/5(水)〜12/7(金)ご来場者先着100名様に『奴隷船』フィルムしおりをプレゼント!!
12.8(土)〜12.11(火) 『奴隷市』
  2012年 監督:愛染恭子
『女囚さそり701号外伝 第14雑居房』
  2012年 監督:藤原健一
○12/8(土)上映前舞台挨拶 ゲスト:葵つかささん、川瀬陽太さん、倖田李梨さん、藤原健一監督、けーすけさん(MC)

 

 

上映カレンダー 〈番外編 日活ロマンポルノ〉  9.29(土)〜11.11(日) 連日20:15〜

9.29(土)〜10.2(火) 『恋人たちは濡れた』
   1973年 監督:神代辰巳
『(秘)色情めす市場』
   1974年 監督:田中登
10.3(水)〜10.6(土) 『赫い髪の女』
   1979年 監督:神代辰巳
『おんなの細道 濡れた海峡』
   1980年 監督:武田一成
10.7(日)~10.10(水) 『美少女プロレス 失神10秒前』
   1984年 監督:那須博之
『ラブホテル』
   1985年 監督:相米慎二
10.11(木)~10.14(日) 『団地妻 昼下りの情事』
   1971年 監督:西村昭五郎
『女高生レポート 夕子の白い胸 』
   1971年 監督:近藤幸彦
10.15(月)~10.18(木) 『四畳半襖の裏張り』
   1973年 監督:神代辰巳
『花と蛇』
   1974年 監督:小沼勝
10.19(金)〜10.22(月) 『さすらいの恋人 眩暈』
   1978年 監督:小沼勝
『天使のはらわた 赤い教室』
   1979年 監督:曾根中生
10.23(火)~10.26(金) 『桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール』
   1978年 監督:小原宏裕
『聖子の太股 ザ・チアガール』
   1982年 監督:川崎善広
10.27(土)~10.30(火) 『エロスは甘き香り』
   1973 監督:藤田敏八
『暴行切り裂きジャック』
   1976年 監督:長谷部安春
10.31(水)~11.3(土) 『狂った果実』
   1981年 監督:根岸吉太郎
『天使のはらわた 赤い淫画』
   1981年 監督:池田敏春
11.4(日)~11.7(水) 『ピンクのカーテン』
   1982年 監督:上垣保朗
『母娘監禁 牝』
   1987年 監督:斉藤水丸(信幸)
11.8(木)~11.11(日) 『ラスト・キャバレー』
   1988年 監督:金子修介
『天使のはらわた 赤い眩暈』
   1988年 監督:石井隆

 

上映カレンダー 〈Part2〉  7.20(金)〜9.9(日) 連日20:15〜 ※8/18(土)のみ 19:30〜

7.20(金)~7.23(月) 『荒野のダッチワイフ』
   1967年 監督・脚本:大和屋竺
『ニュージャック&ベティ モダン夫婦生活讀本』
   1969年 監督:沖島勲
7.24(火)~7.27(金) 『ビニール本の女 密写全裸』
   1981年 監督:福岡芳穂
『女子大生 教師の前で』
   1983年 監督:水谷俊之
7.28(土)~7.31(火) 『ゆけゆけマイトガイ 性春の悶々』
   1975年 監督・脚本:井筒和生(和幸)
『神田川淫乱戦争』
   1983年 監督・脚本:黒沢清
8.1(水)~8.4(土) 『ねらわれた学園 制服を襲う』
   1986年 監督:渡辺(渡邊)元嗣
『緊縛・SM・18才』
   1986年 監督・脚本:片岡修二
8.5(日)~8.8(水) 『ブルーエクスタシー ザ・過激』
   1986年 監督・脚本:高原秀和
『緊縛 鞭とハイヒール』
   1986年 監督・脚本:北川徹(磯村一路)
8.9(木)~8.12(日) 『超アブノーマルSEX 変態まみれ』
   1993年 監督:安藤尋
『(秘)性犯罪 女銀行員・集団レイプ』
   1999年 監督:坂本太
8.13(月)〜8.16(木) 『豊丸の変態クリニック』
   1988年 監督:浜野佐知
『ニッポンの猥褻』
   1993年 監督:深町章
8.17(金)・8.18(土)
★特別上映★
『肉』
   1965年 監督:向井寛
『女王蜂の欲情』
   1966年 監督:小川欽也
○8/18(土)トークショー ゲスト:内田高子さん、小川欽也監督、鈴木義昭さん(ルポライター)
※当日のみ19:30開映(19:30〜『肉』 20:55〜 トークショー 21:40〜『女王蜂の欲情』)
8.19(日)~8.22(水) 『思いはあなただけ I Thought About You』
   1997年 監督・脚本:北沢幸雄
『姉妹どんぶり 抜かずに中で』
   1997年 監督:吉行由実
8.23(木)~8.26(日) 『ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身』
   1998年 監督・脚本:女池充
『あぶない情事 獣のしたたり』
   1998年 監督:鎌田義孝
8.27(月)~8.30(木) 『18才 下着の中のうずき』
   2001年 監督:坂本礼
『痴漢電車 さわってビックリ!』
   2001年 監督:榎本敏郎
8.31(金)・9.1(土)
★特別上映★
『灼熱の暴行』
   1968年 監督:木俣堯喬
『女湯・女湯・女湯』
   1970年 監督:山本晋也
9.2(日)~9.5(水) 『悩殺天使 吸い尽くして』
   2003年 監督:国沢実
『美女濡れ酒場』
   2002年 監督・脚本:樫原辰郎
9.6(木)~9.9(日) 『癒しの遊女 濡れ舌の蜜』
   2010年 監督・脚本:荒木太郎
『超いんらん やればやるほどいい気持ち』
   2008年 監督:池島ゆたか

 

上映カレンダー 〈Part1〉  5.18(金)〜7.9(月) 連日20:00〜

5.18(金)・19(土)
★特別上映★
『襲られた女』
   1981年 監督:高橋伴明
『少女縄化粧』
   1979年 監督:渡辺護
○5/18(金)上映後トークショー ゲスト:渡辺護監督、井川耕一郎さん(脚本家)
5.20(日)~5.23(水) 『壁の中の秘事』
   1965年 監督:若松孝二
『女学生ゲリラ』
   1969年 監督:足立正生
5.24(木)~5.27(日) 『濡れた唇 しなやかに熱く』
   1980年 監督:中村幻児
『ぼくらの季節』
   1983年監督:広木(廣木)隆一
5.28(月)~5.31(木) 『菊池エリ 巨乳』
   1986年 監督:細山智明
『痴漢バス バックもオーライ』
   1987年 監督:石川欣(均)
6.1(金)~6.4(月) 『変態家族 兄貴の嫁さん』
   1984年 監督:周防正行
『痴漢電車 下着検札』
   1984年 監督:滝田洋二郎
6.5(火)~6.8(金) 『アブノーマル 陰虐』
   1988年 監督:佐藤寿保
『変態テレフォンONANIE』
   1993年 監督:佐野和宏
6.9(土)~6.12(火) 『ペッティング・レズ 性感帯』
   1993年 監督:サトウトシキ
『トーキョー×エロティカ』
   2000年 監督:瀬々敬久
6.13(水)・14(木)・18(月)・19(火) 『超過激本番 失神』
   1992年 監督:中野貴雄
『白衣と人妻 したがる兄嫁』
   1998年 監督:上野俊哉
6.15(金)~6.17(日)
★特別上映★
『狙う』
   1967年 監督:西原儀一
『女紋交悦』
   1971年 監督:小林悟
○6/15(金)上映前トークショー ゲスト:椙山拳一郎さん(『狙う』主演)、鈴木義昭さん(ルポライター)
6.20(水)~6.23(土) 『エクスタシーの涙 恥淫』
   1995年 監督:大木裕之
『男痕 THE MAN』
   1998年 監督:園子温
6.24(日)~6.27(水) 『OLの愛汁 ラブジュース』
   1999年 監督:田尻裕司
『たまもの』
   2004年 監督:いまおかしんじ
6.28(木)~7.1(日) 『味見したい人妻たち』
   2003年 監督:城定秀夫
『したがるかあさん 若い肌の火照り』
   2008年 監督:堀禎一
7.2(月)~7.5(木) 『奴隷』
   2007年 監督:佐藤吏
『うずく人妻たち 連続不倫』
   2007年 監督・脚本:福原彰
7.6(金)~7.9(月) 『悩殺若女将 色っぽい腰つき』
   2006年 監督:竹洞哲也
『痴漢電車 びんかん指先案内人』
   2007年 監督:加藤義一 

作品紹介  〈-FINAL-〉

奴隷市 ★デジタル作品 2012年/新東宝/カラー/71分

12.1(土)
20:00〜

12.2(日)
~12.6(木)
20:15~

12.7(金)
12.8(土)
20:00〜

12.9(日)
〜12.11(火)
20:15~

奴隷市

監督:愛染恭子 原作:団鬼六 脚本:福原彰/破野生治 撮影:中尾正人
出演:麻美ゆま/新納敏正/川瀬陽太/ほたる/高橋みほ

◇官能小説の第一人者として「花と蛇」など多数の作品を残し、2011年5月に急逝した作家・団鬼六。その一周忌追悼として、「旅路の果て 倒錯一代女」(小説新潮掲載)を愛弟子の愛染恭子が「師に対してのなによりの供養に…」との意気込みでメガフォンを取った。老舗旅館で秘密裏に行われている愛人オークション"奴隷市場"で繰り広げられる倒錯の宴。マゾヒストに目覚め快楽の虜になる女将と、妻を奪われながら自らもSに開眼する夫の愛憎劇が繰り広げられる。"恵比寿マスカッツ"の中心メンバーとしてバラエティ番組で人気の麻美ゆまが初の緊縛シーンに体当たりで挑戦。愛染の粘っこいセックス描写と麻美の完璧な肉体が融合し、耽美でハードな作品に仕上がった。2013年正月を彩るR18エロス巨編を、本特集のクロージング・スペシャル企画として先行上映!!

©団鬼六事務所/オールインエンタテインメント/新東宝映画

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『阿部定 最後の七日間』 ★デジタル作品 2011年/新東宝/カラー/70分

12.1(土)
20:00〜

12.2(日)
~12.4(火)
20:15~

阿部定 最後の七日間

監督:愛染恭子 脚本:福原彰 撮影:中尾正人
出演:麻美ゆま/松田信行/佐々木麻由子/飯島大介/菅田俊/鶴西大空

◇昭和11年5月、愛した男を殺害し、その局部を切断するという、日本中を震撼させた「阿部定事件」 定と吉蔵最後の七日間を克明に描き出した官能編。愛染監督の女性ならではのきめ細かい演出に呼応し、麻美ゆまが定役を情感たっぷりに演じている。

©2011 GPミュージアムソフト/新東宝映画

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『奴隷船』〈愛染恭子引退記念作品〉 2010年/新東宝/カラー/71分

12.5(水)
12.6(木)
20:15~

12.7(金)
20:00〜

奴隷船

監督・脚本:金田敬 原作:団鬼六 脚本:福原彰 撮影:清水正二
出演:愛染恭子/諏訪太郎/三枝実央/友田真希/小川真実/真咲南朋

◇団鬼六が数ある著作の中で最もお気に入りという同名短編小説の映画化。屋形船で行われる奴隷の競り市を背景に、美しい女将の堕落が描かれ、SM映画の興奮とミステリーの面白さを堪能できる娯楽作。愛染恭子の女優引退記念作であり、その熟れた肢体を惜しげもなく披露している。

©新東宝映画

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『女囚701号さそり外伝 第41雑居房』 ★デジタル作品 2012年/新東宝/カラー/72分

12.8(土)
20:00〜

12.9(日)
~12.11(火)
20:15~

女囚701号さそり外伝 第41雑居房

監督・脚本:藤原健一 原作:篠原とおる 撮影:田宮健彦
出演:葵つかさ/川瀬陽太/篠原杏/川淵かおり/倖田李梨/晃田佳子

◇劇画界の巨匠篠原とおるの人気作「女囚さそり」が現代に蘇る!!グラビアアイドルからセクシー女優に転身して大ブレイク中の葵つかさが「松島ナミ」に扮し、翳りのあるヒロイン像を好演。刑務所から脱走したナミの束の間の愛、そして復讐劇がハードに展開する。

©竹書房/新東宝映画

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『つわものどもの夢のあと 剥き出しセックス、そして…性愛』 2012年/Xces/カラー/60分

12.12(水)
~12.14(金)
20:15~

つわものどもの夢のあと 剥き出しセックス、そして…性愛

監督:松岡邦彦 脚本:今西守/関谷和樹 撮影:村石直人
出演:後藤リサ/伊沢涼子/小川はるみ/津田篤/なかみつせいじ

◇低予算ビデオの脚本で食いつなぐシナリオライターが一枚のスナッフ写真を目にする。その狂気に魅入られた男たちに接触するうち、自身の秘められた本能に気づかされる…。アンダーグラウンドな世界に蠢く異常な欲望を描いたサスペンス・エロス。

©新日本映像

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『義父の求愛 やわ肌を這う舌』 2012年/オーピー/カラー/60分

12.12(水)
~12.14(金)
20:15~

義父の求愛 やわ肌を這う舌

監督:竹洞哲也 脚本:小松公典/山口大輔 撮影:創優和
出演:つるのゆう/星優乃/かすみ果穂/藤本栄孝/毘舎利敬/岩谷健司

◇制服に身を包んだ謎めいた少女と出会う高校教師。少女は義父と肉体関係を持ち、援助交際をしていると話す。教師は彼女の虜となり義父への憎しみを抱き始める。少女に翻弄されてゆく男の愛欲を叙情的なタッチで綴る。
(シナリオタイトル「ノアのいない方舟」)

©オーピー映画

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『愛いろいろ -lovely family-』 2012年/オーピー/カラー/61分

12.15(土)
~12.18(火)
20:15~

愛いろいろ -lovely family-

監督:池島ゆたか 脚本:五代暁子 撮影:清水正二
出演:竹本泰志/なかみつせいじ/中根大/森尻斗南/樹カズ/シズ

◇ゲイの中年カップルとレズビアンの友人が産んだ彼らの娘。父・母・娘の奇妙なトライアングルをめぐる一風変わったホーム・コメディ。ベテラン・池島ゆたか監督が、同性愛と社会の関係をあたたかな視点で描き出したゲイ・ムービーの好編。
(シナリオタイトル「That's All Right PAPA!」)

©オーピー映画

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『熟妻と愛人 絶妙すけべ舌』 2012年/オーピー/カラー/60分

12.15(土)
~12.18(火)
20:15~

熟妻と愛人 絶妙すけべ舌

監督・脚本:後藤大輔 撮影:飯岡聖英 音楽:大場一魅
出演:春日野結衣/佐々木麻由子/千川彩菜/池島ゆたか/小滝正大

◇妻は整体師、夫は録音技師。妻は空き部屋を提供するため「貸間あり」の貼紙をする。そこへやって来たのは夫の愛人だった…。人気熟女女優・佐々木麻由子の出演100本記念として企画された作品。ユニークな三角関係による性愛模様。
(シナリオタイトル「ドしゃぶり女/貸間あり」

©オーピー映画

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『新婚妻の性欲 求める白い肌』 2012年/オーピー/カラー/60分

12.19(水)
~12.21(金)
20:15~

新婚妻の性欲 求める白い肌

監督・脚本:吉行由実 撮影:下元哲
出演:羽月希/小川はるみ/上加あむ/岡田智宏/樹カズ

◇憧れの高校教師と結婚し幸せな生活を送る香織。だが、夫は夜の営みを拒み欲求不満。そんな中、隣に越してきた夫婦によって香織は異常な体験をする。一方、夫は同僚との浮気に走る。女性監督ならではの繊細さで「愛の狂気」を描いたスリリングな愛憎劇。
(シナリオタイトル「かおりのゆめ」)

©オーピー映画

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『さみしい未亡人 なぐさめの悶え』 2012年/オーピー/カラー/60分

12.19(水)
~12.21(金)
20:15~

さみしい未亡人 なぐさめの悶え

監督・脚本:荒木太郎 撮影:飯岡聖英 音楽:宮川透
出演:愛田奈々/里見瑤子/佐々木基子/稲葉良子(特別出演)/久保田泰也/荒木太郎

◇田舎暮らしの老女・ふくが上京してくる。子供たちとの交流、幼なじみとの再会。古き良き時代が失われていく寂しさを映像に刻み、家族愛、そして映画愛を包み込んだハートフルな一編。元自由劇場のベテラン女優・稲葉良子がふくを演じ、劇中で歌声も披露。
(シナリオタイトル「新・新・東京物語」)

©オーピー映画

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作品紹介  〈番外編 日活ロマンポルノ〉

特集解説
1962年、警視庁に猥褻容疑で摘発された『肉体の市場』を起点として、独立系会社による低予算の成人向け映画が<ピンク映画>と称され、斜陽にあった日本映画界を立て直す大きな産業として急成長する。
<ニューアクション>路線を展開しながらも斜陽化のあおりを受けていた日活は、起死回生を試みて1971年11月に<ロマンポルノ>をスタートさせた。第一回作品はピンク映画で活躍していた女優・白川和子を起用した『団地妻 昼下りの情事』、小川節子主演の時代劇『色暦大奥秘話』の二本立てであった。
神代辰巳、田中登、曾根中生、小沼勝、池田敏春、すずきじゅんいち、中原俊、那須博之、金子修介などロマンポルノ出身で多数の名作を残した監督たち。そして、片桐夕子、宮下順子、田中真理、中川梨絵、芹明香、谷ナオミ、東てる美、原悦子、泉じゅん、風祭ゆき、寺島まゆみ、美保純、山本奈津子、小田かおる…数えきれぬ女優たちがスクリーンを彩った。
88年までの17年間で約1100本の作品を残し、終幕後も繰り返しリバイバルされ新たな世代へ受け継がれてゆくロマンポルノの歴史と魅力を、ピンク映画50周年記念特集の番外編としてお送りします。

『恋人たちは濡れた』 1973年/日活/カラー/76分

9.29(土)
〜10.2(火)
20:15〜

監督・脚本:神代辰巳 脚本:鴨田好史 撮影:姫田真佐久
出演:中川梨絵/絵沢萠子/大江徹/薊千露/堀弘一/清水国男

◇5年ぶりにさびれた漁港に帰郷した男。映画館のフィルム運びをし、過去を隠して生きる彼と、そんな彼の過去に興味を抱く周囲の人々。やがて男の過去が明かされる。若者の浮遊感や倦怠感を見事に描出し、青春のさすらいを綴った神代辰巳監督の代表作。

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『(秘)色情めす市場』 1974年/日活/パートカラー/83分

9.29(土)
〜10.2(火)
20:15〜

監督:田中登 脚本:いどあきお 撮影:安藤庄平
出演:芹明香/花柳幻舟/夢村四郎/岡本彰/宮下順子/萩原朔美

◇ドヤ街で客を引く19歳のトメ。40歳を過ぎながら売春をしている母。彼女たちの悲惨な暮らしとしぶとい生き方を描く。大阪の旧赤線地帯に生息する人々を硬質なモノクロ映像と自在なカメラワークで映し出した傑作。トメ役の芹明香の圧倒的な存在感も見もの。

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『赫い髪の女』 1979年/日活/カラー/73分

10.3(水)
〜10.6(土)
20:15〜

監督:神代辰巳 脚本:荒井晴彦 撮影:前田米造 音楽:憂歌団
出演:宮下順子/亜湖/石橋蓮司/阿藤海/三谷昇/山口美也子

◇中上健次の「赫髪」を原作に、ダンプカーの運転手と道で拾った赫い髪の女の愛欲の日々を倦怠感たっぷりに描き出す。渇いた心を潤すかのように来る日も来る日も体を重ねるふたり…。79年キネマ旬報ベストテン第4位に選出された、ロマンポルノ史に残る傑作。

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『おんなの細道 濡れた海峡』 1980年/日活/カラー/71分

10.3(水)
〜10.6(土)
20:15〜

監督:武田一成 脚本:田中陽造 撮影:前田米造
出演:桂夏子/山口美也子/小川恵/三上寛/草薙幸二郎/石橋蓮司

◇放浪者のような生活を送る男が、ヤクザの女房に惚れ、彼女を貰いに夫へ直談判しに東北へ向かう。だが、事は簡単に運ばない。そんな中で出会う人間模様。下町人情ものを得意とした武田一成監督が生きていることの情けなさや女の哀しさを情感たっぷりに描き出した。

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『美少女プロレス 失神10秒前』 1984年/日活/カラー/66分

10.7(日)
~10.10(水)
20:15〜

監督:那須博之 脚本:佐伯俊道 撮影:森勝 音楽:スペクトラム
出演:山本奈津子/小田かおる/志水季里子/渡辺良子/美野真琴/井上麻衣

◇親友同士でありながら別々の大学でプロレス同好会に入部したふたりが宿命のライバルとして火花を散らす! 「百合族」シリーズで人気を博した山本奈津子、小田かおるが再度競演しリングで肢体をぶつけ合う。監督は「ビーバップ・ハイスクール」シリーズの故・那須博之。

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『ラブホテル』 1985年/日活/カラー/88分

10.7(日)
~10.10(水)
20:15〜

監督:相米慎二 脚本:石井隆 撮影:篠田昇
出演:速水典子/寺田農/志水季里子/益富信孝/中川梨絵

◇人生に絶望した村木は自殺を決意。死ぬ前に呼んだホテトル嬢・奈美に魅せられ思いとどまる。2年後、ふたりは偶然再会し…。数々の名作を生んだ故・相米慎二監督が石井隆の脚本を見事に映像化した名作。85年ヨコハマ映画祭にて作品賞、監督賞ほか主要6部門を受賞。

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『団地妻 昼下りの情事』 1971年/日活/カラー/64分

10.11(木)
~10.14(日)
20:15〜

監督:西村昭五郎 脚本:西田一夫 撮影:安藤庄平
出演:白川和子/浜口竜哉/南条マキ/関戸純方/前野霞一郎

◇平凡な毎日を送る人妻が隣室の主婦に売春組織に引き込まれてゆく…。ロマンポルノの記念すべき第一作。ピンク映画で活躍していた白川和子が主演に抜擢され、「団地」という日常に蠢く女の性を成熟した肉体で体現。まさにロマンポルノの原点が詰まった一作。

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『女高生レポート 夕子の白い胸』 1971年/日活/カラー/73分

10.11(木)
~10.14(日)
20:15〜

監督:近藤幸彦 脚本:中野顕彰 撮影:山崎善弘
出演:片桐夕子/山岸恵美子/里見洸治/森田蘭子/甲斐康二/白井鋭

◇若い体育教師に淡い思いを抱く女子高生・夕子。その思いから性への関心を高める夕子がレズや乱交、レイプなどのアブノーマルな体験をする…。日活演技研究生を経て本作でデビューし、役名を芸名にしたという片桐夕子。初々しさにあふれ本人もお気に入りという作品。

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『四畳半襖の裏張り』 1973年/日活/カラー/72分

10.15(月)
~10.18(木)
20:15〜

監督・脚本:神代辰巳 原作:永井荷風 撮影:姫田真佐久
出演:宮下順子/江角英明/山谷初男/丘奈保美/絵沢萠子/芹明香

◇永井荷風の原作といわれる「四畳半襖の下張り」を基に、日本全国で米騒動が頻発する大正中期、山の手の芸者置屋「花の屋」での女たちと客との情交を神代辰巳監督が濃密に描き出した。ピンク映画出身で人気スターとなった宮下順子の代表作で74年には第2作も作られた。

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『花と蛇』 1974年/日活/カラー/75分

10.15(月)
~10.18(木)
20:15〜

監督:小沼勝 脚本:田中陽造 原作:団鬼六 撮影:安藤庄平
出演:谷ナオミ/坂本長利/石津康彦/藤ひろ子/あべ聖/高橋明

◇『SM趣味のある社長が自分に冷たい妻を部下のサディスト青年に調教させる。団鬼六の同名小説の映画化で、ロマンポルノ初の本格的なSMもの。谷ナオミの豊満な肉体が様々なプレイによって恥辱の限りを尽くされる。谷は本作以降”SMの女王”として多数の作品で観客を魅了した。

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『さすらいの恋人 眩暈』 1978年/日活/カラー/72分

10.19(金)
〜10.22(月)
20:15〜

監督:小沼勝 脚本:大工原正泰 撮影:森勝
出演:北見敏之/小川恵/高橋明/飛鳥裕子/吉川遊土/織田俊彦

◇公園の噴水の水に身を沈める女。通りかかった青年は彼女を家に連れ帰り、お互いの空虚な心を埋めるかのように、やがてふたりは結ばれる。青年の借金のために苦境に立たされたふたりの末路は…。小沼勝監督がさまよう男女の迷子のような逃走を独特の映像美で綴った青春映画の名作。

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『天使のはらわた 赤い教室』 1979年/日活/カラー/79分

10.19(金)
〜10.22(月)
20:15~

監督・脚本:曾根中生 原作・脚本:石井隆 撮影:水野尾信正
出演:水原ゆう紀/蟹江敬三/あきじゅん/水島美奈子/堀礼文/河西健司

◇暴行現場を撮られブルーフィルムとして流出させられて転落した人生を送る女。そのフィルムを見たポルノ雑誌の編集者は彼女に救いの手を差し伸べようとする…。石井隆原作による「村木と名美」の悲哀を描いたシリーズ中特に人気の高い作品。水原ゆう紀が壮絶な女の生き様を見事に体現。

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『桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール』 1978年/日活/カラー/87分

10.23(火)
~10.26(金)
20:15〜

監督:小原宏裕 脚本:金子成人 原作:橋本治 撮影:森勝
出演:竹田かほり/亜湖/高橋淳/野上祐二/桑崎晃男/片桐夕子/内田裕也

◇積極的なレナと奥手な裕子、対照的なふたりの仲良し女子大生が春休みに旅先でアバンチュールを楽しむ姿をポップに描いた青春映画。橋本治の同名小説を基に、竹田かほり、亜湖が等身大の女性をかろやかに演じ、3作目まで製作される人気シリーズとなった。

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『聖子の太股 ザ・チアガール』 1982年/日活/カラー/68分

10.23(火)
~10.26(金)
20:15〜

監督:川崎善広 脚本:金子修介 撮影:野田悌男
出演:寺島まゆみ/浜口じゅん/森村陽子/青木美穂/恵杏里/平光琢也

◇憧れのチア・リーディング部へ入部した女子大生・聖子。勝利のために対戦相手の闘志をくじこうとあの手この手のお色気作戦を展開。“ポルノ界の聖子ちゃん”と呼ばれ、若者を中心に人気を集めた寺島まゆみ主演作。モモエ、伊代などアイドルの名前を役名にするなど遊び心いっぱいの痛快コメディ。

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『エロスは甘き香り』 1973年/日活/カラー/75分

10.27(土)
~10.30(火)
20:15〜

監督:藤田敏八 脚本:大和屋竺 撮影:萩原憲治
出演:伊佐山ひろ子/桃井かおり/川村真樹/高橋長英/山谷初男/五條博

◇デザイナー、ホステス、売れないカメラマン、漫画家の卵という四人の男女が一軒家で共同生活をはじめる。夢を抱きながらも目の前にある欲望に忠実に生きる彼らの鬱屈した心情を藤田敏八監督が描いた青春エロス。伊佐山ひろ子、桃井かおりら個性派の顔合わせも見どころ。

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『暴行切り裂きジャック』 1976年/日活/カラー/71分

10.27(土)
~10.30(火)
20:15〜

監督:長谷部安春 脚本:桂千穂 撮影:森勝
出演:桂たまき/林ゆたか/山科ゆり/八城夏子/岡本麗/丘奈保美

◇ふと同情させた少女を衝動的に殺してしまった男女が、殺人のエクスタシーに目ざめ、無差別に女たちを暴行殺害してゆく。「野良猫ロック」シリーズなど日活ニューアクションで評価を高めた長谷部安春監督の切れのよい演出が光る、快楽殺人をテーマにした猟奇サスペンス。

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『狂った果実』 1981年/日活/カラー/85分

10.31(水)
~11.3(土)
20:15〜

監督:根岸吉太郎 脚本:神波史男 撮影:米田実
出演:本間優二/蜷川有紀/益富信孝/永島暎子/岡田英次/小畠絹子/無双大介

◇昼はガソリンスタンド、夜は暴力バーで働く青年が一人の女と出会い、彼女との生活のギャップに憤りを感じ破滅するまでを描く。アリスの同名ヒット曲をモチーフに性と暴力を発散することしか出来ない若者の鬱屈と空虚を力強く描き出し、同年の『遠雷』と本作で根岸吉太郎監督は一気に注目を高めた。

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『天使のはらわた 赤い淫画』 1981年/日活/カラー/67分

10.31(水)
~11.3(土)
20:15〜

監督:池田敏春 原作・脚本:石井隆 撮影:前田米造
出演:泉じゅん/阿部雅彦/伊藤京子/沢木美伊子(ミミ)/栗田よう子

◇友人に騙されビニ本のモデルにされてしまったデパートのOL名美。彼女の写真に惹かれ、名美に近づく男・村木。名美は彼の必死な想いに堕落を予感しながらも心を開き始める…。”名美と村木”の悲哀を描くシリーズ第4作。すれ違うふたりの心情をドラマティックな映像に昇華させた、故・池田敏春監督の代表作。

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『ピンクのカーテン』 1982年/日活/カラー/70分

11.4(日)
~11.7(水)
20:15〜

監督:上垣保朗 脚本:高田純 原作:ジョージ秋山 撮影:野田悌男
出演:美保純/萩尾なおみ/阿部雅彦/望月太郎/吉川敏夫/麻生うさぎ

◇親も親戚もなくたったふたりの兄妹。結婚相手と別れた妹が兄のアパートに転がり込んできたことで巻き起こる、兄と妹のギリギリの危うい関係。ジョージ秋山の人気漫画の映画化で、妹役の美保純は本作で大ブレイク。本作も3作目まで製作される人気シリーズとなった。

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『母娘監禁 牝』 1987年/日活/カラー/75分

11.4(日)
~11.7(水)
20:15〜

監督:斉藤水丸(信幸) 脚本:荒井晴彦 原作:西村望 撮影:鈴木耕一
出演:前川麻子/加藤善博/吉川遊土/上田耕一/石井きよみ/九十九こずえ/河原さぶ

◇友人の自殺を目の当たりにした少女が家出先で無職の男と知り合う。男に売春を強要され、その魔手から逃れられなくなった少女は母に救いを求めるが、母も男たちの餌食にされ…。生きることの希望と絶望にゆれる思春期の心情を痛切な物語の中で描出した秀作。87年にっかつロマン大賞作品賞、主演女優賞を受賞。

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『ラスト・キャバレー』 1988年/日活/カラー/78分

11.8(木)
~11.11(日)
20:15〜

監督:金子修介 脚本:じんのひろあき 撮影:高間賢治/塩谷真
出演:かとうみゆき/大地康雄/渡辺航/橋本杏子/高樹陽子/清水舞/岡本麗/風祭ゆき

◇都市開発の影響で閉店を余儀なくされたキャバレーを舞台に、店主と娘の交流、そして店に集う人間模様を描く。ロマンポルノを彩った新旧女優陣が顔を揃え、日活育ちの金子修介監督がそのフィナーレとリンクするような作品に昇華させた、笑いと涙にあふれたをハートフルな一編。

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『天使のはらわた 赤い眩暈』 1988年/日活/カラー/74分

11.8(木)
~11.11(日)
20:15〜

監督・原作・脚本:石井隆 撮影:佐々木原保志
出演:桂木麻也子/竹中直人/小林宏史/山内ゆうほ/泉じゅん/柄本明/木築沙絵子

◇恋人に裏切られた名美、顧客の金を使い込んでしまった証券マン村木。ふたりの運命的な出会い、そして堕落…。ロマンポルノ最終番組の1本として、原作者・石井隆自らメガフォンを取り、監督デビューを果たした記念すべき作品。竹中直人は本作でにっかつロマン大賞主演男優賞を受賞。

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作品紹介  〈Part2〉

荒野のダッチワイフ 1967年/国映/パートカラー/85分

7.20(金)
~7.23(月)
20:15~

荒野のダッチワイフ

監督・脚本:大和屋竺 撮影:甲斐一 音楽:山下洋輔
出演:港雄一/山本昌平/渡みき/辰巳典子/磨赤児/大久保鷹

◇ヤクザに女をさらわれた男が、殺し屋に救出を依頼する。彼もまたヤクザ一味に恋人を殺された過去を持っていた。一味を倒すうち、現実と妄想が交錯する…。鬼才・大和屋竺監督のめくるめく不条理世界が展開する伝説的ハードボイルドの傑作。

©国映

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『ニュージャック&ベティ モダン夫婦生活讀本』 ★デジタル上映 1969年/国映/パートカラー/72分

7.20(金)
~7.23(月)
20:15~

ニュージャック&ベティ モダン夫婦生活讀本

監督:沖島勲 脚本:出口出 撮影:伊東英男
出演:香取環/加藤町子/矢島宏志/津崎公平

◇若松プロに参加し、後に「まんが日本昔ばなし」のメインシナリオライターを務めていた沖島勲監督のデビュー作。結婚を目前に控えた二組の夫婦が、別荘で大乱交に発展するというユニークな家族劇。主演は初代ピンク映画の女王・香取環。

©国映

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『ビニール本の女 密写全裸』 ★デジタル上映 1981年/新東宝/カラー/60分

7.24(火)
~7.27(金)
20:15~

ビニール本の女 密写全裸

監督:福岡芳穂 脚本:西岡琢也 撮影:長田勇市
出演:香川留美/豪田路世留/杉佳代子/沢田多絵/下元史朗/三津久/上野淳

◇若松孝二、高橋伴明に師事した助監督たちが結成した製作集団〈ユニット5〉(磯村一路、福岡芳穂、水谷俊之、米田彰、周防正行)の一員で、スタイリッシュな作品群で評価を得た福岡監督の長編デビュー作。暗い陰を持つ姉妹が殺人事件に巻き込まれるサスペンス。

●第3回ZOOM-UP映画祭 第6位/新人監督賞

©新東宝映画

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『女子大生 教師の前で』 ★デジタル上映 1983年/新東宝/カラー/57分

7.24(火)
~7.27(金)
20:15~

女子大生 教師の前で

監督:水谷俊之 脚本:磯村一路 撮影:坂真一毅
出演:山本さゆり/美野真琴/田口ゆかり/大杉漣/山口良一/森林太郎

◇〈ユニット5〉の一員で、デビューした82年の第2作『視姦白日夢』でZOOM-UP映画祭作品賞・新人監督賞を受賞するなど注目を集めた水谷俊之監督。覗き部屋でアルバイトする女子大生の日常を、男女のセックス描写が一切無しという実験的なスタイルで描き出した佳品。

●第5回ZOOM-UP映画祭 第2位/助演女優賞(美野真琴)

©新東宝映画

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『ゆけゆけマイトガイ 性春の悶々』 1975年/ヒューマックス/カラー/66分

7.28(土)
~7.31(火)
20:15~

ゆけゆけマイトガイ 性春の悶々

監督・脚本:井筒和生(和幸) 脚本:上田賢一郎
出演:三上寛/絵沢萌子/茜ゆう子/末永博嗣/橘ルミ/工藤朗子

◇『ガキ帝国』(80年)、『パッチギ!』(04年)など熱き青春映画の傑作を生み出した井筒和幸監督が、自主制作で完成させ配給会社へ売り込んだという記念すべきデビュー作。フォーク歌手の三上寛、人気女優の絵沢萌子、茜ゆう子らを起用し初々しき青春エロスを展開。

©ヒューマックスコミュニケーションズ

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『神田川淫乱戦争』 1983年/ヒューマックス/カラー/61分

7.28(土)
~7.31(火)
20:15~

神田川淫乱戦争

監督・脚本:黒沢清 撮影:瓜生敏彦
出演:麻生うさぎ/美野真琴/岸野萌圓(雄一)/森太津也(達也)

◇神田川沿いのアパートとマンションでOLと女子大生が過保護な母親に育てられる受験生の救出に奮闘する。黒沢清監督初の商業映画で唯一のピンク作となったコメディ。ドキュメンタリー作家・森達也、ミュージシャン・岸野雄一ら異色のキャストも見もの。

●第5回ZOOM-UP映画祭 第3位/主演女優賞(麻生うさぎ)/助演女優賞(美野真琴)

©ヒューマックスコミュニケーションズ

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『ねらわれた学園 制服を襲う』 1986年/新東宝/カラー/60分

8.1(水)
~8.4(土)
20:15~

ねらわれた学園 制服を襲う

監督:渡辺(渡邊)元嗣 脚本:平柳益実 撮影:倉本和人
出演:橋本杏子/田口あゆみ/清川鮎/螢雪次朗/池島ゆたか

◇親の仇を討つため養成ギプスで鍛えられた「名器」を武器に戦いに挑む少女を描く。「スケバン刑事」へのオマージュたっぷりに、効果音やカメラワークまでもそのままの遊び心いっぱいのパロディ・ピンク。コメディ、メルヘンを得意とする渡邊元嗣監督の初期代表作。

シナリオタイトル『戦いの鐘は黄昏に鳴る』

●第8回ZOOM-UP映画祭 第2位/監督賞/脚本賞/主演女優賞(橋本杏子)/助演男優賞(池島ゆたか)

©新東宝映画

UPUP

『緊縛・SM・18才』 1986年/国映/カラー/60分

8.1(水)
~8.4(土)
20:15~

緊縛・SM・18才

監督・脚本:片岡修二 撮影:志村敏夫
出演:早乙女宏美/杉下なおみ/清川鮎/下元史朗/池島ゆたか

◇不良少女に片目を潰され、SMクラブで一流の調教師「地獄のローパー」へ変貌した主人公の復讐を描いたナンセンス・コメディ『逆さ吊し縛り縄』(85年)の続編で、二人の死闘はスケールアップし、クレーン吊りにまで発展。近年海外映画祭でも評価が高まる快作。

シナリオタイトル『地獄のローパー2』

●第8回ZOOM-UP映画祭 作品賞/主演男優賞(下元史郎)/助演男優賞(池島ゆたか)

©国映

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『ブルーエクスタシー ザ・過激』 1986年/ヒューマックス/カラー/59分

8.5(日)
~8.8(水)
20:15~

ブルーエクスタシー ザ・過激

監督・脚本:高原秀和 撮影:佐々木原保志
出演:木築沙絵子/稲葉政文/岡田きよみ/皆川衆/岩下由美

◇本当の愛、本物の夢がない男たちが、屈託のない女の子と出会い自分を取り戻して行く中、やがて悲劇的な結末が…。映画、OV、ミュージックビデオなど多方面で活躍する高原秀和監督の瑞々しく洗練されたタッチが光る。主演はロマンポルノでも人気を博した木築沙絵子。

©ヒューマックスコミュニケーションズ

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『緊縛 鞭とハイヒール』 1986年/新東宝/カラー/62分

8.5(日)
~8.8(水)
20:15~

緊縛 鞭とハイヒール

監督・脚本:北川徹(磯村一路) 撮影:長田勇市
出演:竹村祐佳/牧村耕治/早乙女宏美/田口あゆみ/彰佳響子

◇『がんばっていきまっしょい』(98年)、『瞬 またたき』(10年)など丁寧な人間描写で定評のある磯村一路監督が、女性の脚に魅入られ堕落してゆく男のフェティシズム、マゾヒスムといった倒錯の性を情感たっぷりに格調高い作品として描き上げた佳作。

シナリオタイトル『坂のある風景』

●第7回ZOOM-UP映画祭 第4位/助演女優賞(早乙女宏美)

©新東宝映画

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『超アブノーマルSEX 変態まみれ』 1993年/新東宝/カラー/54分

8.9(木)
~8.12(日)
20:15~

超アブノーマルSEX 変態まみれ

監督:安藤尋 脚本:加藤正人 音楽:ジョン・ゾーン
出演:石原ゆり/仲野茂/八萩純/森山美麗/佐野和宏

◇『blue』(02年)、『僕は妹に恋をする』(06年)などの青春映画の傑作で評価された安藤尋監督のデビュー作。謎めいた過去を持つカメラマンが投稿写真の女の虜になり愛欲に溺れてゆく。アナーキーの仲野茂が俳優に初挑戦し、堕ちてゆく男の悲哀を体現している。

●第6回ピンク大賞 新人監督賞/新人女優賞(石原ゆり)

©新東宝映画

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『(秘)性犯罪 女銀行員・集団レイプ』『美人銀行員を狙え!異常レイプ』に改題  1999年/Xces/カラー/60分

8.9(木)
~8.12(日)
20:15~

(秘)性犯罪 女銀行員・集団レイプ

監督:坂本太 脚本:有馬仟世 撮影:創優和
出演:平沙織/竹本泰志/吉田祐健/久須美欽一/永森シーナ

◇1993年に監督デビューし、エンタテインメント性とハードなセックス描写の融合で約50本の作品を手掛けた坂本太監督。2012年6月18日、50歳の若さで他界した監督を偲び、凶悪な強盗に襲われた銀行を舞台にしたスリリングな密室犯罪劇として仕上がった本作を上映。

©新日本映像

UPUP

『豊丸の変態クリニック』 1988年/Xces/カラー/60分

8.13(月)
~8.16(木)
20:15~

豊丸の変態クリニック

監督:浜野佐知 脚本:山崎邦紀 撮影:稲吉雅志
出演:豊丸/栗原早記/愛沢良子/平口広美/日比野達郎/平賀勘一

◇300本以上のピンク映画を発表し、近年では『百合子、ダスヴィダーニヤ』(11年)などの一般作で同性からの支持を集める女性監督・浜野佐知。「淫乱系」というジャンルを築いた人気AV女優・豊丸、栗原早記を起用し、浜野監督が掲げる「女性の性の解放」を追求したハード・エロス。

©新日本映像

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『ニッポンの猥褻』 1993年/新東宝/カラー/57分

8.13(月)
~8.16(木)
20:15~

ニッポンの猥褻

監督:深町章 脚本:瀬々敬久 撮影:稲吉雅志
出演:久保新二/橋本杏子/石川恵美/岸加奈子/林由美香/清水大敬

◇監督生活40周年を迎え、2011年度ピンク大賞で特別賞を受賞した深町章=稲尾実監督。新東宝映画30周年記念として、当時の人気女優が顔を揃えた本作は、濃密なエロスとユーモアあふれる娯楽性に富み、ピンク映画の王道を築き上げたまさに深町監督の集大成。

©新東宝映画

UPUP

特別上映『肉』 ★16mm版上映 1965年/国映/白黒/81分

8.17(金)
20:15~

8.18(土)
19:30〜

肉

監督:向井寛
出演:内田高子/飛鳥公子/藤井貢

◇〈獅子プロダクション〉を主宰し、滝田洋二郎、佐藤寿保、瀬々敬久、いまおかしんじら多数の監督を輩出した向井寛監督のデビュー作。後に結婚する内田高子との出会いとなった記念すべき作品で、彼女の初々しき魅力がたっぷりと詰まっている。貴重な16mmを発掘しての奇跡の再上映!!

※16mm版による上映

©国映

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特別上映『女王蜂の欲情』 ★16mm版上映 1966年/大蔵/白黒/74分

8.17(金)
20:15~

8.18(土)
19:30〜

女王蜂の欲情

監督:小川欽也 脚本:前原昭児 撮影:岩橋秀光
出演:内田高子/美矢かほる/鶴岡八郎/森公/大原百代/清水世津/曽根成男

◇ピンク映画第一号『肉体の市場』で助監督を務め、65年『妾』で監督デビュー。以降、500本以上の作品を手掛け現在も新作を撮り続ける大ベテラン・小川欽也監督の初期作。内田高子が売れっ子ファッション・モデルに扮し、グラマラスな肢体を惜しげもなく披露するサスペンス。

※16mm版による上映

©大蔵映画

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『思いはあなただけ I Thought About You』 1997年/ケイムービー/カラー/60分

8.19(日)
~8.22(水)
20:15~

思いはあなただけ I Thought About You

監督・脚本:北沢幸雄 撮影:鈴木一博
出演:川瀬陽太/下川オサム/佐々木共輔/真央はじめ/熊谷孝文

◇とある依頼をきっかけに、三人の男たちの愛憎、そして過去の因縁が交錯する…。ウェルメイドな良質ピンクを撮り続けてきた北沢幸雄監督が、友情を超えた男の愛を美しく切なく描きあげた傑作。ゲイ・ポルノ史上初めてピンク大賞作品賞に選出された。


●第10回ピンク大賞 作品賞

©ケイムービー

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『姉妹どんぶり 抜かずに中で』 1997年/オーピー/カラー/60分

8.19(日)
~8.22(水)
20:15~

姉妹どんぶり 抜かずに中で

監督:吉行由実 脚本:五代暁子 撮影:小西泰正
出演:貴奈子/畠山たくみ/石川雄也/吉行由実/神無月蘭

◇『D坂の殺人事件』(98年)でヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞するなど女優として評価を高め、女性ならではの感性で愛と性を描いた監督作でも注目される吉行由実監督の代表作。「恋人」「男友達」のトライアングルにゆれる女性心理をキュートに包み込んだガールズ・ムービー。

シナリオタイトル『イノセント・キス』

●第10回ピンク大賞 第2位/監督賞/技術賞(小西泰正)

©オーピー映画

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『ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身』 1998年/新東宝/カラー/65分

8.23(木)
~8.26(日)
20:15~

ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身

監督・脚本:女池充 プロデューサー:岩田治樹 撮影:長田勇市
出演:佐々木ユメカ/田中要次/川瀬陽太/相沢知美/田嶋謙一

◇酔った勢いで肉体関係を持った男女。火事になったホテルで彼らを救出した消防士。そんな三人の繰り成す奇妙なトライアングル。四天王の次世代〈ピンク七福神〉の女池充監督作による爽快感あふれるラブ・コメディ。ブレイク前の田中要次が消防士役を好演。

シナリオタイトル『まるで再出発 -(STOP USING)SEX AS A WEAPON+(JUST LIKE)STARTING OVER-』

●第11回ピンク大賞 第8位/男優賞(川瀬陽太)/新人女優賞(佐々木ユメカ)

©新東宝映画

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『あぶない情事 獣のしたたり』 1998年/国映/カラー/65分

8.23(木)
~8.26(日)
20:15~

あぶない情事 獣のしたたり

監督:鎌田義孝 脚本:臼野朗(瀬々敬久) 撮影:小西泰正
出演:伊藤猛/鹿島春海/佐々木麻由子/飯島大介/澤山雄次

◇現金輸送車を襲った三人の男達。生き延びた男、その恋人、出所した仲間、謎の少女、それぞれの欲にまみれた愛憎が交錯する。瀬々敬久の脚本を〈ピンク七福神〉の鎌田義孝監督が硬質な作品に仕上げた緊迫感あふれるサスペンス。人気熟女女優・佐々木麻由子のピンク映画初主演作。

シナリオタイトル『ノーマン★ノークライ』

●第11回ピンク大賞 第9位/新人監督賞

©国映

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『18才 下着の中のうずき』 2001年/国映/カラー/65分

8.27(月)
~8.30(木)
20:15~

18才 下着の中のうずき

監督:坂本礼 脚本:井土紀州 撮影:鏡早智 音楽:安川午朗
出演:笹原りな/川瀬陽太/工藤あきら/山崎瞳/鈴木あつ子

◇絶望を乗り越えて生きる希望を抱く男女の姿を、2001年1月1日の「世紀越え」という瞬間にキャメラを回し、新たな時代へのメッセージを投げかけた、ピンク七福神最若手の坂本礼監督による青春映画の秀作。脚本は『ラザロ LAZARUS』(07年)などの映像作家・井土紀州。

シナリオタイトル『21st Century Girl』

●第14回ピンク大賞 第7位/男優賞(川瀬陽太)

©国映

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『痴漢電車 さわってビックリ!』 2001年/新東宝/カラー/63分

8.27(月)
~8.30(木)
20:15~

痴漢電車 さわってビックリ!

監督:榎本敏郎 脚本:河本晃 撮影:中尾正人
出演:麻田真夕/川瀬陽太/葉月螢/佐野和宏/あ子/鈴木敦子

◇平凡なサラリーマンがひょんなことからスリで生計を立てる女と出会い、彼女との恋にゆれる姿を瑞々しく描きだしたスクリューボール・コメディ。佐藤寿保、瀬々敬久らに師事してきた〈ピンク七福神〉の榎本敏郎監督作。麻田真夕、川瀬陽太ら若手俳優陣が生き生きと好演。

シナリオタイトル『耳を澄ます夏』

●第14回ピンク大賞 第3位/男優賞(川瀬陽太)/新人女優賞(麻田真夕)

©新東宝映画

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特別上映『灼熱の暴行』 ★16mm短縮版上映 1968年/パートカラー/50分

8.31(金)
~9.1(土)
20:15~

灼熱の暴行

監督・脚本:木俣堯喬 撮影:杉田正二
出演:星冴子/美矢かほる/港雄一/鶴岡八郎/金田洋/渡正夫/島田一郎

◇『相棒』シリーズで知られる和泉聖治監督の実父であり、〈プロダクション鷹〉を率いて黎明期からピンク映画を量産した木俣堯喬監督。南海の孤島に漂着した男女が異常な状況下で展開する色と欲との人間模様。プロ鷹4周年を記念し、八丈島小笠原黒潮園にてロケを慣行して製作された。

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特別上映『女湯・女湯・女湯』 ★16mm版上映 1970年/パートカラー/77分

8.31(金)
~9.1(土)
20:15~

女湯・女湯・女湯

監督:山本晋也 脚本:太田康 撮影:笹野修司
出演:松浦康/野上正義/白川和子/久保新二/小島マリ/一星ケミ/沢堺勝朗

◇「カントク」の愛称でお茶の間で馴染みとなった山本晋也監督。「痴漢」「女湯」「未亡人下宿」などの人気シリーズを次々と生み出し、喜劇ポルノの第一人者として活躍した功績は大きい。「女湯」シリーズ3作目で、三島の銭湯を舞台に繰り広げる人情たっぷりのセックス喜劇。

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『悩殺天使 吸い尽くして』 2003年/オーピー/カラー/60分

9.2(日)
~9.5(水)
20:15~

悩殺天使 吸い尽くして

監督:国沢実 脚本:樫原辰郎 撮影:長谷川卓也
出演:橘瑠璃/宮沢けい/麻木涼子/久保隆/小林達雄/THUNDER杉山

◇謎のパワーを秘めた平凡な若妻と、セックスのエネルギーを物理的な力に変換できる力で世界征服を企む〈セスパー〉の善悪の戦いを描いたサイキック・アクション。〈大蔵ヌーヴェルヴァーグ〉として注目された国沢実監督がSFと女達のバトルを痛快に見せつける。

シナリオタイトル『性獣戦線』

●第16回ピンク大賞 第4位/監督賞/脚本賞/女優賞(橘瑠璃)/技術賞(長谷川卓也)

©オーピー映画

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『美女濡れ酒場』 2002年/オーピー/カラー/60分

9.2(日)
~9.5(水)
20:15~

美女濡れ酒場

監督・脚本:樫原辰郎 撮影:長谷川卓也
出演:若宮美咲/間宮結/山咲小春/竹本泰志/大出勉/野上正義

◇とあるバーを舞台に、自殺を試みたバーテンダー、謎の美人歌手らの人間模様をファンタジックに謳いあげ、静かな感動を誘う。国沢監督のタッグを続けてきた脚本家・樫原辰郎の初監督作にして、2002年ピンク大賞作品賞ほか全7部門を受賞という高い評価を受けた傑作。

シナリオタイトル『使者たちの酒場にて』

●第15回ピンク大賞 作品賞/脚本賞/新人監督賞/女優賞(山咲小春)/男優賞(竹本泰志)/新人女優賞(若宮弥咲)/技術賞(長谷川卓也)

©オーピー映画

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『癒しの遊女 濡れ舌の蜜』 2010年/オーピー/カラー/60分

9.6(木)
~9.9(日)
20:15~

癒しの遊女 濡れ舌の蜜

監督・脚本:荒木太郎 撮影・照明:飯岡聖英
出演:早乙女ルイ/里見瑤子/佐々木基子/那波隆史/荒木太郎

◇俳優、助監督を経て監督デビューを果たし、〈大蔵ヌーヴェルヴァーグ〉の旗手として様々な映画表現に果敢に挑む荒木太郎監督が、永井荷風「濹東綺譚」を見事に映像化。2010年夏に移転し、59年の歴史に幕を閉じた旧・上野オークラ劇場ロケによるノスタルジックな映像も見どころ。

シナリオタイトル『濹東綺譚』

●第23回ピンク大賞 第6位/新人女優賞(早乙女ルイ)

©オーピー映画

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『超いんらん やればやるほどいい気持ち』 2008年/新東宝/カラー/62分

9.6(木)
~9.9(日)
20:15~

超いんらん やればやるほどいい気持ち

監督:池島ゆたか 脚本:後藤大輔 撮影:清水正二 音楽:大場一魅
出演:牧村耕次/千葉尚之/倖田李梨/青山えりな/日高ゆりあ

◇俳優デビューからピンク映画生活30周年を迎え、エンタテインメント性あふれる作品づくりで定評のある池島ゆたか監督101本記念作品として企画され、老映画監督を主人公に、ピンク版「8 1/2」ともいえる映画愛あふれる感動作に仕上げた。2008年ピンク大賞作品賞ほか全7部門を受賞。

シナリオタイトル『Next』

●第21回ピンク大賞 作品賞/監督賞/脚本賞/女優賞(倖田李梨/日高ゆりあ)/技術賞(大場一魅)/特別賞(池島ゆたか)

©新東宝映画

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作品紹介  〈Part1〉

特別上映『襲られた女』 1981年/ヒューマックス/カラー/69分

5.18(金)
5.19(土)
20:00~

となりの人妻 熟れた匂い

監督:高橋伴明 脚本:高橋伴明/米田彰 撮影:長田勇市
出演:忍海よしこ/山路和弘/下元史朗/萩尾なおみ/織田倭歌/杉佳代子/今泉洋

◇「冒険者たち」を想起させる、チンピラの男二人と一人の女をめぐる切ないトライアングル。1981年ZOOM-UP映画祭にて2位を大きく引き離してベストワンを獲得。高橋伴明監督の代表作であり、ピンク映画史上最高作とも称される紛れもない傑作! 2005年にニュープリントされた35mmフィルムを国内初上映。

シナリオタイトル『酔いどれワルツもしくは記念写真』

 

●第3回ZOOM-UP映画祭 作品賞/監督賞/主演男優賞(下元史朗)/助演女優賞(杉佳代子)/助演男優賞(今泉洋)/NEWアイドル賞(忍海よしこ)/技術賞(撮影・長田勇市)受賞

★東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©ヒューマックス・コミュニケーションズ

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特別上映『少女縄化粧』 1979年/新東宝/カラー/61分

5.18(金)
5.19(土)
20:00~

少女縄化粧

監督:渡辺護 脚本:高橋伴明/渡辺護 撮影:鈴木史郎
出演:日野繭子/岡尚美/野上正義/下元史朗/九重京司

◇父を死に追いつめた後妻への復讐を遂行してゆく少女・しの。ピンク黄金期を支えた渡辺護監督が「雪之丞変化」をモチーフにした復讐譚。圧倒的な映像美にも息を呑む。1979年度ZOOM-UP映画祭作品賞を受賞した文句なしの傑作。

●第1回ZOOM-UP映画祭 作品賞/監督賞/脚本賞/主演女優賞/助演女優賞(岡尚美)/助演男優賞(野上正義)/技術賞(撮影・鈴木史郎)受賞

★東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©新東宝映画

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『壁の中の秘事』 1965年/若松プロ/白黒/74分

5.20(日)
~5.23(水)
20:00~

壁の中の秘事

監督:若松孝二 脚本:大谷義明 撮影:伊東英男
出演:可能かず子/藤野博子/寺島幹夫/野上正義

◇ベルリン映画祭に出品され、日本の記者から「国辱映画」と報道されたことで若松孝二監督の名を一躍知らしめた、団地を舞台にした閉塞感漂う密室劇。脚本の第一稿は曽根中生が執筆している。

★デジタル上映

©若松プロダクション

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『女学生ゲリラ』 1969年/若松プロ/パートカラー/73分

5.20(日)
~5.23(水)
20:00~

女学生ゲリラ

監督:足立正生 脚本:出口出 撮影:伊東英男
出演:芦川絵理/花村亜流芽/万屋真理/杉山健

◇卒業式粉砕を企てる五人の高校生が山岳地帯に立てこもりゲリラと化す。若松プロに参加し、映画と運 動を一致させ、後に日本赤軍へ参加しパレスチナへ 渡った革命家であり映画監督・足立正生の代表作。

★デジタル上映

©若松プロダクション

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『濡れた唇 しなやかに熱く』 1980年/ヒューマックス/カラー/59分

5.24(木)
~5.27(日)
20:00~

濡れた唇 しなやかに熱く

監督:中村幻児 脚本:水越啓二 撮影:久我剛
出演:小川恵/楠木正通/笹木ルミ/豪田路世留

◇1970年代のピンク黄金期をリードし、等身大の青春ものを連作し若者からの熱烈な支持を受けた中村幻児監督。長年中村作品のヒロインを務めた小川恵との最後のコンビ作。1980年度ZOOM-UP映画祭作品賞受賞。

●第2回ZOOM-UP映画祭 作品賞/監督賞/助演女優賞(豪田路世留)受賞

©ヒューマックス・コミュニケーションズ

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『ぼくらの季節』 1983年/ケイムービー/カラー/60分

5.24(木)
~5.27(日)
20:00~

ぼくらの季節

監督:広木(廣木)隆一 脚本:望月六郎
出演:佐藤靖/中根徹/池島ゆたか/大杉漣/星野まゆみ

◇〈ゲイ・ポルノ〉というジャンルから生み出された、廣木隆一監督の最高作として名高い「ぼくら」シリーズ第2作。子供を作るという同性愛の深刻なテーマを軽快かつ爽やかな青春映画に仕立てた好編。

©ケイムービー

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『菊池エリ 巨乳』 『菊池えり 美乳の喘ぎ』に改題  1986年/新東宝/カラー/62分

5.28(月)
~5.31(木)
20:00~

菊池エリ巨乳

監督:細山智明 脚本:鴎街人 撮影:志賀葉一
出演:菊池エリ/池島ゆたか/橋本杏子/杉本健一

◇AVで人気を博した菊地エリ扮するヌードモデルと実直なマネージャーの不器用な関係を描いたピュア・ストーリー。OV『お天気お姉さん』(95)で名を馳せた細山智明監督のピンク時代の代表作。

●第8回ZOOM-UP映画祭 第5位/新人監督賞受賞

©新東宝映画

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『痴漢バス バックもオーライ』 『痴漢バス バックが大好き』に改題  1987年/新東宝/カラー/60分

5.28(月)
~5.31(木)
20:00~

痴漢バス バックもオーライ

監督:石川欣(均) 脚本:アーサー・シモン 撮影:富田伸二
出演:長谷川かおり(岡田きよみ)/朝川れい子/後藤康夫/石部金吉(清水大敬)

◇オンボロバスを改造した“痴漢バス”で働く2人の風俗嬢に猟奇殺人犯の魔の手が迫る…。スタイリッシュな感覚にあふれた石川均監督によるサスペンス。1987年度ZOOM-UP映画祭作品賞受賞。

●第9回ZOOM-UO映画祭 作品賞/監督賞/主演女優賞/助演男優賞(石部金吉)/技術賞(撮影・富田伸二)受賞

©新東宝映画

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『変態家族 兄貴の嫁さん』 1984年/国映/カラー/62分

6.1(金)
~6.4(月)
20:00~

変態家族 兄貴の嫁さん

監督・脚本:周防正行 撮影:長田勇市
出演:風かおる/山地美貴/麻生うさぎ/大杉漣/下元史朗

◇『Shall we ダンス?』(95)で一躍日本を代表する監督になった周防正行監督のデビュー作。敬愛する小津安二郎のパロディとして、小津スタイルを見事に再現。 笠智衆ばりの父親役に扮した大杉漣の怪演も見もの。

シナリオタイトル『お嫁さん日和』

●第6回ZOOM-UP映画祭 第3位

©国映

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『痴漢電車 下着検札』 1984年/新東宝/カラー/64分

6.1(金)
~6.4(月)
20:00~

痴漢電車 下着検札

監督:滝田洋二郎 脚本:高木功 撮影:志賀葉一
出演:竹村祐佳/風かおる/螢雪次朗/竹中ナオト(直人)

◇『おくりびと』(08)で米アカデミー賞外国語映画賞を受 賞した滝田洋二郎監督による、探偵・黒田が難事件に挑 むシリーズ第4作。見事に練られたトリック、無名時代の竹中直人の演技など見どころいっぱいの傑作コメディ。

●第6回ZOOM-UP映画祭 第4位/監督賞/技術賞(撮影・志賀葉一)受賞

©新東宝映画

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『アブノーマル 陰虐』 1988年/新東宝/カラー/64分

6.5(火)
~6.8(金)
20:00~

アブノーマル 陰虐

監督:佐藤寿保 脚本:夢野史郎 撮影:下元哲
出演:伊藤清美/小野幸生/風見怜香/佐野和宏/瞳さやか

◇女クライムハンターが過激な殺人ビデオをめぐる謎に巻き込まれる。唯一無比の世界観でサイコ・サスペンスを連作した佐藤寿保監督の代表作。幾重にも仕掛けられた巧みな展開と衝撃的な映像に圧倒される。

シナリオタイトル『RE-WIND』

©新東宝映画

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『変態テレフォンONANIE』 1993年/国映/カラー/60分

6.5(火)
~6.8(金)
20:00~

変態テレフォンONANIE

監督・脚本:佐野和宏 撮影:斉藤幸一
出演:岸加奈子/佐野和宏/梶野考/高木杏子/上田耕造

◇自衛隊の機密を盗み、逃亡を続ける夫婦と、夢見る映画青年。彼らの愛欲、悲しい運命が大胆なストーリー の中で展開。ピンク四天王の中でも女性の支持が熱い 佐野和宏監督のロマンティシズムあふれる感動作。

シナリオタイトル『Don't let in bring you down』

●第6回ピンク大賞 第4位/男優賞(佐野和宏)/新人女優賞(高木杏子)受賞

©国映

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『ペッティング・レズ 性感帯』 1993年/国映/カラー/55分

6.9(土)
~6.12(火)
20:00~

ペッティング・レズ 性感帯

監督:サトウトシキ 脚本:小林宏一(政広)
出演:ゐろはに京子/林由美香/紀野真人/佐野和宏/吉行由実

◇高校時代にレズ関係を結んだ友子と直美。直美が結婚し裏切りを感じた友子は復讐を抱く。サトウトシキ監督、小林政広脚本により、緊張感あふれるドラマをスタイリッシュに描きあげた。1993年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『ナオミ』

●第6回ピンク大賞 作品賞/監督賞/女優賞/男優賞(佐野和宏)/新人女優賞(ゐろはに京子/吉行由実)/技術賞(撮影・小西泰正)受賞

©国映

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『トーキョー×エロティカ』 2001年/国映=新東宝/カラー/77分

6.9(土)
~6.12(火)
20:00~

トーキョー×エロティカ

監督・脚本:瀬々敬久 撮影:斉藤幸一 音楽:安川午朗
出演:佐々木ユメカ/佐々木麻由子/えり/石川裕一

◇瀬々敬久監督がピンク映画では初の試みとなる全編デジタル撮影という手法を用い、地下鉄サリン、東電OLなど、実際の事件をモチーフに、世紀末~新世紀の〈トーキョー〉に蠢く死と生の物語を紡ぎだす。

●P1 GRAND-PRIX 2001 チャンピオン
●映画芸術2001年ベストテン 第8位

©国映=新東宝映画

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『超過激本番 失神』 1992年/新東宝/カラー/58分

6.13(水)
6.14(木)
6.18(月)
6.19(火)
20:00~

超過激本番 失神

監督・脚本:中野貴雄 撮影:下元哲
出演:水鳥川彩/山本竜二/風見怜香/平賀勘一/中村京子

◇OVを中心にカルト映画監督として知られる中野貴雄監督唯一の長編ピンク映画。旧・新東宝のC級お色 気アクションへのオマージュたっぷりの痛快コメディ。1995年リールトラッシュ映画祭グランプリ受賞。


シナリオタイトル『女体渦巻地帯』

●第5回ピンク大賞 新人監督賞受賞

©新東宝映画

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『白衣と人妻 したがる兄嫁』 1998年/国映/カラー/56分

6.13(水)
6.14(木)
6.18(月)
6.19(火)
20:00~

白衣と人妻 したがる兄嫁

監督:上野俊哉 脚本:小林政広 撮影:小西泰正
出演:江端英久/本多菊次朗/葉月螢/佐々木ユメカ

◇上野俊哉監督の硬派な演出と小林政広脚本のウィットに富んだ台詞が絶妙な脚本の融合によって誕生した、女にだらしない兄弟ふたりの男の馬鹿さ加減がおかしく愛おしい、通称「馬鹿兄弟」シリーズの第一作。


シナリオタイトル『空色のクレヨン』

●第11回ピンク大賞 男優賞(本多菊次朗)/技術賞(撮影・小西泰正)受賞

©国映

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特別上映『狙う』 1967年/葵映画/白黒/57分

6.15(金)
~6.17(日)
20:00~

狙う

監督:西原儀一 脚本:平岡一郎 撮影:芦田勇
出演:香取環/椙山拳一郎/鶴岡八郎/野上正義

◇ピンク映画黎明期より自らのプロダクション「葵映画」で職人的な腕を発揮し多数の作品を送り出した西原儀一監督による、雪の荒野へ逃走するギャングたちの物語。主演は初代ピンクの女王・香取環。 。

★16mmスタンダートトリミングによる短縮版

©葵映画

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特別上映『女紋交悦』 1971年/葵映画/パートカラー/71分

6.15(金)
~6.17(日)
20:00~

女紋交悦

監督:小林悟 脚本:岡田昇平(山本昌平) 撮影:池田清二
出演:宮下順子/保津美アヤ/山本昌平/吉田純/田中敏夫/市村譲二

◇ピンク映画第一号『肉体の市場』から40年に渡り500本以上のピンク映画を量産した小林悟監督幻の代表作。主演はデビュー間もない宮下順子。悪役商会で存在感を見せた名優・山本昌平が脚本も手掛けている。

★16mm版

©葵映画

UPUP

『エクスタシーの涙 恥淫』 1995年/国映/カラー/62分

6.20(水)
~6.23(土)
20:00~

エクスタシーの涙 恥淫

監督・脚本:大木裕之 脚本:伊藤清美 音楽:ジョン・ゾーン
出演:田口朋毅/大杉暁子/大木裕之/フジタヒロミ/葉月螢

◇インディーズで注目を集め、ゲイ・ポルノで商業映画デビューを果たした大木裕之監督が、1シーンワンカット1分、全60シーンという実験的なスタイルで初 めて〈男女〉を描き、賛否両論を呼んだ問題作。

©国映

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『男痕 THE MAN』 1998年/オーピー/カラー/60分

6.20(水)
~6.23(土)
20:00~

男痕 THE MAN

監督・脚本:園子温 撮影:安里竜之介
出演:伊藤猛/黒岩研嗣/堀祐輔/石川雄也

◇『恋の罪』(11)などスキャンダラスな作品を連打する園子温監督が初めてピンク映画のジャンルに挑み、セリフが一切なしというピンクの常識を覆す大胆な作風で作り上げたフィルムノワール調のゲイ・ポルノ。

©オーピー映画

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『OLの愛汁 ラブジュース』 1999年/国映/カラー/58分

6.24(日)
~6.27(水)
20:00~

OLの愛汁 ラブジュース

監督:田尻裕司 脚本:武田浩介 撮影:飯岡聖英
出演:久保田あづみ/佐藤幹雄/林由美香/澤山雄次

◇三十路間近のOLが偶然出会った8歳年下の青年と恋におちる。彼らのライフスタイルからセックス描写に至るまですべてが日常感覚にあふれた、新感覚恋愛映画の金字塔。1999年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『ふわふわとベッドの上で』

●第12回ピンク大賞 作品賞/監督賞/脚本賞/男優賞(佐藤幹雄)
●第9回日プロ大賞 第7位
●映画芸術1999年ベストテン 第10位

©国映

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『たまもの』 『タマもの 突きまくられる熟女』に改題  2004年/国映=新東宝/カラー/65分

6.24(日)
~6.27(水)
20:00~

たまもの

監督・脚本:いまおかしんじ 撮影:鈴木一博
出演:林由美香/吉岡睦雄/華沢レモン/栗原良

◇独自の世界観で熱狂的なファンを持ついまおかしんじ監督が、ひたむきな愛の妄執を切なく描きだした秀作。女性の痛切な心情を見事に体現した林由美香の紛れもない代表作となった。2004年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『お弁当』

●第17回ピンク大賞 作品賞/監督賞/女優賞(林由美香)/新人女優賞(華沢レモン)受賞
●映画芸術2004年ベストテン 第7位

©国映=新東宝映画

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『味見したい人妻たち』 『疼き奥さん いい味たっぷり』に改題   2003年/Xces/カラー/60分

6.28(木)
~7.1(日)
20:00~

味見したい人妻たち

監督・脚本:城定秀夫 撮影:長谷川卓也
出演:Kaori/橘瑠璃/佐倉麻美/白土勝功/田嶋謙一

◇『デコトラ★ギャル奈美』(08)などOVを中心に多数の作品を発表し注目を高めている城定秀夫監督のデビュー 作。元美術教師の人妻と高校生の淡い恋をロマンポルノを彷彿させるような格調高き官能に昇華させた佳作。

シナリオタイトル『押入れ』

●第16回ピンク大賞 第3位/新人監督賞/女優賞(橘瑠璃)/技術賞(撮影・長谷川卓也)

©新日本映像

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『したがるかあさん 若い肌の火照り』 2008年/国映=新東宝/カラー/63分

6.28(木)
~7.1(日)
20:00~

したがるかあさん 若い肌の火照り

監督:堀禎一 脚本:佐藤稔 撮影:清水正二
出演:かなと沙奈/吉岡睦雄/下元史朗/水沢萌子

◇真夏の一軒家を舞台に、若い未亡人と夫の連れ子の禁断の関係を軸にした人間模様を瑞々しく描きだす。『妄想少女オタク系』(07)『魔法少女を忘れない』(11)などの青春映画の佳品で注目される堀禎一監督作。

シナリオタイトル『東京のバスガール』

©国映=新東宝映画

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『奴隷』 2007年/新東宝/カラー/62分

7.2(月)
~7.5(木)
20:00~

奴隷

監監督:佐藤吏 脚本:福原彰 撮影:長谷川卓也
出演:平沢里菜子/本多菊次朗/千葉尚之/淡島小鞠

◇若手の佐藤吏監督が近年製作されることが少なくなったSMのジャンルに本格的に挑んだ力作。平沢里菜子の体当たりの演技が見もので、富士山をバックに吊るされるクライマックスはまさにSM美学の頂点。

シナリオタイトル『つまらないあたしのどうでもいい物語』

●第20回ピンク大賞 第9位/女優賞(平沢里菜子)

©新東宝映画

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『うずく人妻たち 連続不倫』 2007年/新東宝/カラー/61分

7.2(月)
~7.5(木)
20:00~

うずく人妻たち 連続不倫

監督・脚本:福原彰 撮影:清水正二
出演:佐々木麻由子/岡田智宏/里見瑤子/中村方隆

◇新東宝のプロデューサー、脚本家として活躍していた福原彰、念願の監督デビュー作。かつて不倫関係にあった男女が十年ぶりに再会したことでゆれる心の機微を新人離れした丁寧な演出で見せた力作。

●第20回ピンク大賞 第4位/新人監督賞/女優賞(佐々木麻由子)/男優賞(岡田智宏)/技術賞(清水正二)

©新東宝映画

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『悩殺若女将 色っぽい腰つき』 『熱々お姉さん 極太こねまわす』に改題 2006年/オーピー/カラー/62分

7.6(金)
~7.9(月)
20:00~

悩殺若女将 色っぽい腰つき

監督:竹洞哲也 脚本:小松公典 撮影:創優和
出演:吉沢明歩/青山えりな/倖田李梨/なかみつせいじ

◇ゼロ年代ピンクをリードする竹洞哲也監督。男に騙され一軒のうどん屋にたどり着いたヒロインと大将のほのかな恋、そして二人を取り巻く人間模様を描いたハートフル・コメディ。2006年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『恋味うどん』

●第19回ピンク大賞 作品賞/脚本賞/女優賞(吉沢明歩/青山えりな)/新人女優賞(青山えりな)/技術賞(創優和)

©オーピー映画

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『痴漢電車 びんかん指先案内人』 2007年/オーピー/カラー/59分

7.6(金)
~7.9(月)
20:00~

痴漢電車 びんかん指先案内人

監督:加藤義一 脚本:城定秀夫 撮影:創優和
出演:荒川美姫/佐々木基子/華沢レモン/なかみつせいじ

◇ピンク映画の王道を突き進む加藤義一監督と城定秀夫の脚本がタッグを組み、人生に絶望した男女が満員電車で出会い、それぞれの再生を果たすまでをヴィヴィッドに綴った秀作。2007年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『ヒロコとヒロシ』

●第20回ピンク大賞 作品賞/監督賞/脚本賞/新人女優賞(荒川美姫)

©オーピー映画

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協力:東京国立近代美術館フィルムセンター