PINK FILM CHRONICLE 1962-2012 -午後8時の映画祭-

料金:一般・学生1300円 シニア1000円 水曜女性1000円 最終回1本800円
   名画座回数券5000円(5枚綴り 銀座シネパトス名画座番組にて3ヶ月間有効)
   ★特別上映のみ1500円均一(各種割引は適用外 名画座回数券、共通券は使用不可)
※2本立て連続上映。途中休憩なし。
※期間中レディースシートを設置します(席数限定)
※18才未満の方はご鑑賞できません。

上映カレンダー 〈Part1〉  5.18(金)〜7.9(月) 連日20:00〜

5.18(金)・19(土)
★特別上映★
『襲られた女』
   1981年 監督:高橋伴明
『少女縄化粧』
   1979年 監督:渡辺護
○5/18(金)上映後トークショー ゲスト:渡辺護監督、井川耕一郎さん(脚本家)
5.20(日)~5.23(水) 『壁の中の秘事』
   1965年 監督:若松孝二
『女学生ゲリラ』
   1969年 監督:足立正生
5.24(木)~5.27(日) 『濡れた唇 しなやかに熱く』
   1980年 監督:中村幻児
『ぼくらの季節』
   1983年監督:広木(廣木)隆一
5.28(月)~5.31(木) 『菊池エリ 巨乳』
   1986年 監督:細山智明
『痴漢バス バックもオーライ』
   1987年 監督:石川欣(均)
6.1(金)~6.4(月) 『変態家族 兄貴の嫁さん』
   1984年 監督:周防正行
『痴漢電車 下着検札』
   1984年 監督:滝田洋二郎
6.5(火)~6.8(金) 『アブノーマル 陰虐』
   1988年 監督:佐藤寿保
『変態テレフォンONANIE』
   1993年 監督:佐野和宏
6.9(土)~6.12(火) 『ペッティング・レズ 性感帯』
   1993年 監督:サトウトシキ
『トーキョー×エロティカ』
   2000年 監督:瀬々敬久
6.13(水)・14(木)・18(月)・19(火) 『超過激本番 失神』
   1992年 監督:中野貴雄
『白衣と人妻 したがる兄嫁』
   1998年 監督:上野俊哉
6.15(金)~6.17(日)
★特別上映★
『狙う』
   1967年 監督:西原儀一
『女紋交悦』
   1971年 監督:小林悟
○6/15(金)上映前トークショー ゲスト:椙山拳一郎さん(『狙う』主演)、鈴木義昭さん(ルポライター)
6.20(水)~6.23(土) 『エクスタシーの涙 恥淫』
   1995年 監督:大木裕之
『男痕 THE MAN』
   1998年 監督:園子温
6.24(日)~6.27(水) 『OLの愛汁 ラブジュース』
   1999年 監督:田尻裕司
『たまもの』
   2004年 監督:いまおかしんじ
6.28(木)~7.1(日) 『味見したい人妻たち』
   2003年 監督:城定秀夫
『したがるかあさん 若い肌の火照り』
   2008年 監督:堀禎一
7.2(月)~7.5(木) 『奴隷』
   2007年 監督:佐藤吏
『うずく人妻たち 連続不倫』
   2007年 監督・脚本:福原彰
7.6(金)~7.9(月) 『悩殺若女将 色っぽい腰つき』
   2006年 監督:竹洞哲也
『痴漢電車 びんかん指先案内人』
   2007年 監督:加藤義一 

 

上映カレンダー 〈Part2〉  7.20(金)〜9.9(日) 連日20:15〜(予定)

7.20(金)~7.23(月) 『荒野のダッチワイフ』
   1967年 監督・脚本:大和屋竺
『ニュージャック&ベティ モダン夫婦生活讀本』
   1969年 監督:沖島勲
7.24(火)~7.27(金) 『ビニール本の女 密写全裸』
   1981年 監督:福岡芳穂
『女子大生 教師の前で』
   1983年 監督:水谷俊之
7.28(土)~7.31(火) 『ゆけゆけマイトガイ 性春の悶々』
   1975年 監督・脚本:井筒和生(和幸)
『神田川淫乱戦争』
   1983年 監督・脚本:黒沢清
8.1(水)~8.4(土) 『ねらわれた学園 制服を襲う』
   1986年 監督:渡辺(渡邊)元嗣
『緊縛・SM・18才』
   1986年 監督・脚本:片岡修二
8.5(日)~8.8(水) 『ブルーエクスタシー ザ・過激』
   1986年 監督・脚本:高原秀和
『緊縛 鞭とハイヒール』
   1986年 監督・脚本:北川徹(磯村一路)
8.9(木)~8.12(日) 『超アブノーマルSEX 変態まみれ』
   1993年 監督:安藤尋
『(秘)性犯罪 女銀行員・集団レイプ』
   1999年 監督:坂本太
8.13(月)〜8.16(木) 『豊丸の変態クリニック』
   1988年 監督:浜野佐知
『ニッポンの猥褻』
   1993年 監督:深町章
8.17(金)・8.18(土)
★特別上映★
『肉』
   1965年 監督:向井寛
『女王蜂の欲情』
   1966年 監督:小川欽也
8.19(日)~8.22(水) 『思いはあなただけ I Thought About You』
   1997年 監督・脚本:北沢幸雄
『姉妹どんぶり 抜かずに中で』
   1997年 監督:吉行由実
8.23(木)~8.26(日) 『ぐしょ濡れ美容師 すけべな下半身』
   1998年 監督・脚本:女池充
『あぶない情事 獣のしたたり』
   1998年 監督:鎌田義孝
8.27(月)~8.30(木) 『18才 下着の中のうずき』
   2001年 監督:坂本礼
『痴漢電車 さわってビックリ!』
   2001年 監督:榎本敏郎
8.31(金)・9.1(土)
★特別上映★
『灼熱の暴行』
   1968年 監督:木俣堯喬
『女湯・女湯・女湯』
   1970年 監督:山本晋也
9.2(日)~9.5(水) 『悩殺天使 吸い尽くして』
   2003年 監督:国沢実
『美女濡れ酒場』
   2002年 監督・脚本:樫原辰郎
9.6(木)~9.9(日) 『癒しの遊女 濡れ舌の蜜』
   2010年 監督・脚本:荒木太郎
『超いんらん やればやるほどいい気持ち』
   2008年 監督:池島ゆたか

作品紹介  〈Part1〉

特別上映『襲られた女』 1981年/ヒューマックス/カラー/69分

5.18(金)
5.19(土)
20:00~

となりの人妻 熟れた匂い

監督:高橋伴明 脚本:高橋伴明/米田彰 撮影:長田勇市
出演:忍海よしこ/山路和弘/下元史朗/萩尾なおみ/織田倭歌/杉佳代子/今泉洋

◇「冒険者たち」を想起させる、チンピラの男二人と一人の女をめぐる切ないトライアングル。1981年ZOOM-UP映画祭にて2位を大きく引き離してベストワンを獲得。高橋伴明監督の代表作であり、ピンク映画史上最高作とも称される紛れもない傑作! 2005年にニュープリントされた35mmフィルムを国内初上映。

シナリオタイトル『酔いどれワルツもしくは記念写真』

 

●第3回ZOOM-UP映画祭 作品賞/監督賞/主演男優賞(下元史朗)/助演女優賞(杉佳代子)/助演男優賞(今泉洋)/NEWアイドル賞(忍海よしこ)/技術賞(撮影・長田勇市)受賞

★東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©ヒューマックス・コミュニケーションズ

UPUP

特別上映『少女縄化粧』 1979年/新東宝/カラー/61分

5.18(金)
5.19(土)
20:00~

少女縄化粧

監督:渡辺護 脚本:高橋伴明/渡辺護 撮影:鈴木史郎
出演:日野繭子/岡尚美/野上正義/下元史朗/九重京司

◇父を死に追いつめた後妻への復讐を遂行してゆく少女・しの。ピンク黄金期を支えた渡辺護監督が「雪之丞変化」をモチーフにした復讐譚。圧倒的な映像美にも息を呑む。1979年度ZOOM-UP映画祭作品賞を受賞した文句なしの傑作。

●第1回ZOOM-UP映画祭 作品賞/監督賞/脚本賞/主演女優賞/助演女優賞(岡尚美)/助演男優賞(野上正義)/技術賞(撮影・鈴木史郎)受賞

★東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

©新東宝映画

UPUP

『壁の中の秘事』 1965年/若松プロ/白黒/74分

5.20(日)
~5.23(水)
20:00~

壁の中の秘事

監督:若松孝二 脚本:大谷義明 撮影:伊東英男
出演:可能かず子/藤野博子/寺島幹夫/野上正義

◇ベルリン映画祭に出品され、日本の記者から「国辱映画」と報道されたことで若松孝二監督の名を一躍知らしめた、団地を舞台にした閉塞感漂う密室劇。脚本の第一稿は曽根中生が執筆している。

★デジタル上映

©若松プロダクション

UPUP

『女学生ゲリラ』 1969年/若松プロ/パートカラー/73分

5.20(日)
~5.23(水)
20:00~

女学生ゲリラ

監督:足立正生 脚本:出口出 撮影:伊東英男
出演:芦川絵理/花村亜流芽/万屋真理/杉山健

◇卒業式粉砕を企てる五人の高校生が山岳地帯に立てこもりゲリラと化す。若松プロに参加し、映画と運 動を一致させ、後に日本赤軍へ参加しパレスチナへ 渡った革命家であり映画監督・足立正生の代表作。

★デジタル上映

©若松プロダクション

UPUP

『濡れた唇 しなやかに熱く』 1980年/ヒューマックス/カラー/59分

5.24(木)
~5.27(日)
20:00~

濡れた唇 しなやかに熱く

監督:中村幻児 脚本:水越啓二 撮影:久我剛
出演:小川恵/楠木正通/笹木ルミ/豪田路世留

◇1970年代のピンク黄金期をリードし、等身大の青春ものを連作し若者からの熱烈な支持を受けた中村幻児監督。長年中村作品のヒロインを務めた小川恵との最後のコンビ作。1980年度ZOOM-UP映画祭作品賞受賞。

●第2回ZOOM-UP映画祭 作品賞/監督賞/助演女優賞(豪田路世留)受賞

©ヒューマックス・コミュニケーションズ

UPUP

『ぼくらの季節』 1983年/ケイムービー/カラー/60分

5.24(木)
~5.27(日)
20:00~

ぼくらの季節

監督:広木(廣木)隆一 脚本:望月六郎
出演:佐藤靖/中根徹/池島ゆたか/大杉漣/星野まゆみ

◇〈ゲイ・ポルノ〉というジャンルから生み出された、廣木隆一監督の最高作として名高い「ぼくら」シリーズ第2作。子供を作るという同性愛の深刻なテーマを軽快かつ爽やかな青春映画に仕立てた好編。

©ケイムービー

UPUP

『菊池エリ 巨乳』 『菊池えり 美乳の喘ぎ』に改題  1986年/新東宝/カラー/62分

5.28(月)
~5.31(木)
20:00~

菊池エリ巨乳

監督:細山智明 脚本:鴎街人 撮影:志賀葉一
出演:菊池エリ/池島ゆたか/橋本杏子/杉本健一

◇AVで人気を博した菊地エリ扮するヌードモデルと実直なマネージャーの不器用な関係を描いたピュア・ストーリー。OV『お天気お姉さん』(95)で名を馳せた細山智明監督のピンク時代の代表作。

●第8回ZOOM-UP映画祭 第5位/新人監督賞受賞

©新東宝映画

UPUP

『痴漢バス バックもオーライ』 『痴漢バス バックが大好き』に改題  1987年/新東宝/カラー/60分

5.28(月)
~5.31(木)
20:00~

痴漢バス バックもオーライ

監督:石川欣(均) 脚本:アーサー・シモン 撮影:富田伸二
出演:長谷川かおり(岡田きよみ)/朝川れい子/後藤康夫/石部金吉(清水大敬)

◇オンボロバスを改造した“痴漢バス”で働く2人の風俗嬢に猟奇殺人犯の魔の手が迫る…。スタイリッシュな感覚にあふれた石川均監督によるサスペンス。1987年度ZOOM-UP映画祭作品賞受賞。

●第9回ZOOM-UO映画祭 作品賞/監督賞/主演女優賞/助演男優賞(石部金吉)/技術賞(撮影・富田伸二)受賞

©新東宝映画

UPUP

『変態家族 兄貴の嫁さん』 1984年/国映/カラー/62分

6.1(金)
~6.4(月)
20:00~

変態家族 兄貴の嫁さん

監督・脚本:周防正行 撮影:長田勇市
出演:風かおる/山地美貴/麻生うさぎ/大杉漣/下元史朗

◇『Shall we ダンス?』(95)で一躍日本を代表する監督になった周防正行監督のデビュー作。敬愛する小津安二郎のパロディとして、小津スタイルを見事に再現。 笠智衆ばりの父親役に扮した大杉漣の怪演も見もの。

シナリオタイトル『お嫁さん日和』

●第6回ZOOM-UP映画祭 第3位

©国映

UPUP

『痴漢電車 下着検札』 1984年/新東宝/カラー/64分

6.1(金)
~6.4(月)
20:00~

痴漢電車 下着検札

監督:滝田洋二郎 脚本:高木功 撮影:志賀葉一
出演:竹村祐佳/風かおる/螢雪次朗/竹中ナオト(直人)

◇『おくりびと』(08)で米アカデミー賞外国語映画賞を受 賞した滝田洋二郎監督による、探偵・黒田が難事件に挑 むシリーズ第4作。見事に練られたトリック、無名時代の竹中直人の演技など見どころいっぱいの傑作コメディ。

●第6回ZOOM-UP映画祭 第4位/監督賞/技術賞(撮影・志賀葉一)受賞

©新東宝映画

UPUP

『アブノーマル 陰虐』 1988年/新東宝/カラー/64分

6.5(火)
~6.8(金)
20:00~

アブノーマル 陰虐

監督:佐藤寿保 脚本:夢野史郎 撮影:下元哲
出演:伊藤清美/小野幸生/風見怜香/佐野和宏/瞳さやか

◇女クライムハンターが過激な殺人ビデオをめぐる謎に巻き込まれる。唯一無比の世界観でサイコ・サスペンスを連作した佐藤寿保監督の代表作。幾重にも仕掛けられた巧みな展開と衝撃的な映像に圧倒される。

シナリオタイトル『RE-WIND』

©新東宝映画

UPUP

『変態テレフォンONANIE』 1993年/国映/カラー/60分

6.5(火)
~6.8(金)
20:00~

変態テレフォンONANIE

監督・脚本:佐野和宏 撮影:斉藤幸一
出演:岸加奈子/佐野和宏/梶野考/高木杏子/上田耕造

◇自衛隊の機密を盗み、逃亡を続ける夫婦と、夢見る映画青年。彼らの愛欲、悲しい運命が大胆なストーリー の中で展開。ピンク四天王の中でも女性の支持が熱い 佐野和宏監督のロマンティシズムあふれる感動作。

シナリオタイトル『Don't let in bring you down』

●第6回ピンク大賞 第4位/男優賞(佐野和宏)/新人女優賞(高木杏子)受賞

©国映

UPUP

『ペッティング・レズ 性感帯』 1993年/国映/カラー/55分

6.9(土)
~6.12(火)
20:00~

ペッティング・レズ 性感帯

監督:サトウトシキ 脚本:小林宏一(政広)
出演:ゐろはに京子/林由美香/紀野真人/佐野和宏/吉行由実

◇高校時代にレズ関係を結んだ友子と直美。直美が結婚し裏切りを感じた友子は復讐を抱く。サトウトシキ監督、小林政広脚本により、緊張感あふれるドラマをスタイリッシュに描きあげた。1993年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『ナオミ』

●第6回ピンク大賞 作品賞/監督賞/女優賞/男優賞(佐野和宏)/新人女優賞(ゐろはに京子/吉行由実)/技術賞(撮影・小西泰正)受賞

©国映

UPUP

『トーキョー×エロティカ』 2001年/国映=新東宝/カラー/77分

6.9(土)
~6.12(火)
20:00~

トーキョー×エロティカ

監督・脚本:瀬々敬久 撮影:斉藤幸一 音楽:安川午朗
出演:佐々木ユメカ/佐々木麻由子/えり/石川裕一

◇瀬々敬久監督がピンク映画では初の試みとなる全編デジタル撮影という手法を用い、地下鉄サリン、東電OLなど、実際の事件をモチーフに、世紀末~新世紀の〈トーキョー〉に蠢く死と生の物語を紡ぎだす。

●P1 GRAND-PRIX 2001 チャンピオン
●映画芸術2001年ベストテン 第8位

©国映=新東宝映画

UPUP

『超過激本番 失神』 1992年/新東宝/カラー/58分

6.13(水)
6.14(木)
6.18(月)
6.19(火)
20:00~

超過激本番 失神

監督・脚本:中野貴雄 撮影:下元哲
出演:水鳥川彩/山本竜二/風見怜香/平賀勘一/中村京子

◇OVを中心にカルト映画監督として知られる中野貴雄監督唯一の長編ピンク映画。旧・新東宝のC級お色 気アクションへのオマージュたっぷりの痛快コメディ。1995年リールトラッシュ映画祭グランプリ受賞。


シナリオタイトル『女体渦巻地帯』

●第5回ピンク大賞 新人監督賞受賞

©新東宝映画

UPUP

『白衣と人妻 したがる兄嫁』 1998年/国映/カラー/56分

6.13(水)
6.14(木)
6.18(月)
6.19(火)
20:00~

白衣と人妻 したがる兄嫁

監督:上野俊哉 脚本:小林政広 撮影:小西泰正
出演:江端英久/本多菊次朗/葉月螢/佐々木ユメカ

◇上野俊哉監督の硬派な演出と小林政広脚本のウィットに富んだ台詞が絶妙な脚本の融合によって誕生した、女にだらしない兄弟ふたりの男の馬鹿さ加減がおかしく愛おしい、通称「馬鹿兄弟」シリーズの第一作。


シナリオタイトル『空色のクレヨン』

●第11回ピンク大賞 男優賞(本多菊次朗)/技術賞(撮影・小西泰正)受賞

©国映

UPUP

特別上映『狙う』 1967年/葵映画/白黒/57分

6.15(金)
~6.17(日)
20:00~

狙う

監督:西原儀一 脚本:平岡一郎 撮影:芦田勇
出演:香取環/椙山拳一郎/鶴岡八郎/野上正義

◇ピンク映画黎明期より自らのプロダクション「葵映画」で職人的な腕を発揮し多数の作品を送り出した西原儀一監督による、雪の荒野へ逃走するギャングたちの物語。主演は初代ピンクの女王・香取環。 。

★16mmスタンダートトリミングによる短縮版

©葵映画

UPUP

特別上映『女紋交悦』 1971年/葵映画/パートカラー/71分

6.15(金)
~6.17(日)
20:00~

女紋交悦

監督:小林悟 脚本:岡田昇平(山本昌平) 撮影:池田清二
出演:宮下順子/保津美アヤ/山本昌平/吉田純/田中敏夫/市村譲二

◇ピンク映画第一号『肉体の市場』から40年に渡り500本以上のピンク映画を量産した小林悟監督幻の代表作。主演はデビュー間もない宮下順子。悪役商会で存在感を見せた名優・山本昌平が脚本も手掛けている。

★16mm版

©葵映画

UPUP

『エクスタシーの涙 恥淫』 1995年/国映/カラー/62分

6.20(水)
~6.23(土)
20:00~

エクスタシーの涙 恥淫

監督・脚本:大木裕之 脚本:伊藤清美 音楽:ジョン・ゾーン
出演:田口朋毅/大杉暁子/大木裕之/フジタヒロミ/葉月螢

◇インディーズで注目を集め、ゲイ・ポルノで商業映画デビューを果たした大木裕之監督が、1シーンワンカット1分、全60シーンという実験的なスタイルで初 めて〈男女〉を描き、賛否両論を呼んだ問題作。

©国映

UPUP

『男痕 THE MAN』 1998年/オーピー/カラー/60分

6.20(水)
~6.23(土)
20:00~

男痕 THE MAN

監督・脚本:園子温 撮影:安里竜之介
出演:伊藤猛/黒岩研嗣/堀祐輔/石川雄也

◇『恋の罪』(11)などスキャンダラスな作品を連打する園子温監督が初めてピンク映画のジャンルに挑み、セリフが一切なしというピンクの常識を覆す大胆な作風で作り上げたフィルムノワール調のゲイ・ポルノ。

©オーピー映画

UPUP

『OLの愛汁 ラブジュース』 1999年/国映/カラー/58分

6.24(日)
~6.27(水)
20:00~

OLの愛汁 ラブジュース

監督:田尻裕司 脚本:武田浩介 撮影:飯岡聖英
出演:久保田あづみ/佐藤幹雄/林由美香/澤山雄次

◇三十路間近のOLが偶然出会った8歳年下の青年と恋におちる。彼らのライフスタイルからセックス描写に至るまですべてが日常感覚にあふれた、新感覚恋愛映画の金字塔。1999年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『ふわふわとベッドの上で』

●第12回ピンク大賞 作品賞/監督賞/脚本賞/男優賞(佐藤幹雄)
●第9回日プロ大賞 第7位
●映画芸術1999年ベストテン 第10位

©国映

UPUP

『たまもの』 『タマもの 突きまくられる熟女』に改題  2004年/国映=新東宝/カラー/65分

6.24(日)
~6.27(水)
20:00~

たまもの

監督・脚本:いまおかしんじ 撮影:鈴木一博
出演:林由美香/吉岡睦雄/華沢レモン/栗原良

◇独自の世界観で熱狂的なファンを持ついまおかしんじ監督が、ひたむきな愛の妄執を切なく描きだした秀作。女性の痛切な心情を見事に体現した林由美香の紛れもない代表作となった。2004年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『お弁当』

●第17回ピンク大賞 作品賞/監督賞/女優賞(林由美香)/新人女優賞(華沢レモン)受賞
●映画芸術2004年ベストテン 第7位

©国映=新東宝映画

UPUP

『味見したい人妻たち』 『疼き奥さん いい味たっぷり』に改題   2003年/Xces/カラー/60分

6.28(木)
~7.1(日)
20:00~

味見したい人妻たち

監督・脚本:城定秀夫 撮影:長谷川卓也
出演:Kaori/橘瑠璃/佐倉麻美/白土勝功/田嶋謙一

◇『デコトラ★ギャル奈美』(08)などOVを中心に多数の作品を発表し注目を高めている城定秀夫監督のデビュー 作。元美術教師の人妻と高校生の淡い恋をロマンポルノを彷彿させるような格調高き官能に昇華させた佳作。

シナリオタイトル『押入れ』

●第16回ピンク大賞 第3位/新人監督賞/女優賞(橘瑠璃)/技術賞(撮影・長谷川卓也)

©新日本映像

UPUP

『したがるかあさん 若い肌の火照り』 2008年/国映=新東宝/カラー/63分

6.28(木)
~7.1(日)
20:00~

したがるかあさん 若い肌の火照り

監督:堀禎一 脚本:佐藤稔 撮影:清水正二
出演:かなと沙奈/吉岡睦雄/下元史朗/水沢萌子

◇真夏の一軒家を舞台に、若い未亡人と夫の連れ子の禁断の関係を軸にした人間模様を瑞々しく描きだす。『妄想少女オタク系』(07)『魔法少女を忘れない』(11)などの青春映画の佳品で注目される堀禎一監督作。

シナリオタイトル『東京のバスガール』

©国映=新東宝映画

UPUP

『奴隷』 2007年/新東宝/カラー/62分

7.2(月)
~7.5(木)
20:00~

奴隷

監監督:佐藤吏 脚本:福原彰 撮影:長谷川卓也
出演:平沢里菜子/本多菊次朗/千葉尚之/淡島小鞠

◇若手の佐藤吏監督が近年製作されることが少なくなったSMのジャンルに本格的に挑んだ力作。平沢里菜子の体当たりの演技が見もので、富士山をバックに吊るされるクライマックスはまさにSM美学の頂点。

シナリオタイトル『つまらないあたしのどうでもいい物語』

●第20回ピンク大賞 第9位/女優賞(平沢里菜子)

©新東宝映画

UPUP

『うずく人妻たち 連続不倫』 2007年/新東宝/カラー/61分

7.2(月)
~7.5(木)
20:00~

うずく人妻たち 連続不倫

監督・脚本:福原彰 撮影:清水正二
出演:佐々木麻由子/岡田智宏/里見瑤子/中村方隆

◇新東宝のプロデューサー、脚本家として活躍していた福原彰、念願の監督デビュー作。かつて不倫関係にあった男女が十年ぶりに再会したことでゆれる心の機微を新人離れした丁寧な演出で見せた力作。

●第20回ピンク大賞 第4位/新人監督賞/女優賞(佐々木麻由子)/男優賞(岡田智宏)/技術賞(清水正二)

©新東宝映画

UPUP

『悩殺若女将 色っぽい腰つき』 『熱々お姉さん 極太こねまわす』に改題 2006年/オーピー/カラー/62分

7.6(金)
~7.9(月)
20:00~

悩殺若女将 色っぽい腰つき

監督:竹洞哲也 脚本:小松公典 撮影:創優和
出演:吉沢明歩/青山えりな/倖田李梨/なかみつせいじ

◇ゼロ年代ピンクをリードする竹洞哲也監督。男に騙され一軒のうどん屋にたどり着いたヒロインと大将のほのかな恋、そして二人を取り巻く人間模様を描いたハートフル・コメディ。2006年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『恋味うどん』

●第19回ピンク大賞 作品賞/脚本賞/女優賞(吉沢明歩/青山えりな)/新人女優賞(青山えりな)/技術賞(創優和)

©オーピー映画

UPUP

『痴漢電車 びんかん指先案内人』 2007年/オーピー/カラー/59分

7.6(金)
~7.9(月)
20:00~

痴漢電車 びんかん指先案内人

監督:加藤義一 脚本:城定秀夫 撮影:創優和
出演:荒川美姫/佐々木基子/華沢レモン/なかみつせいじ

◇ピンク映画の王道を突き進む加藤義一監督と城定秀夫の脚本がタッグを組み、人生に絶望した男女が満員電車で出会い、それぞれの再生を果たすまでをヴィヴィッドに綴った秀作。2007年度ピンク大賞作品賞受賞。

シナリオタイトル『ヒロコとヒロシ』

●第20回ピンク大賞 作品賞/監督賞/脚本賞/新人女優賞(荒川美姫)

©オーピー映画

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協力:東京国立近代美術館フィルムセンター