1980年9月公開 61分
製作・配給…新東宝興業
〇スタッフ〇
監督…渡辺護
脚本…小水一男
撮影…佐倉和樹
照明…近藤兼太郎
編集…田中修
録音…銀座サウンド
助監督…三輪誠之
〇キャスト〇
安西里子…日野繭子
安西吉三郎…堺勝朗
田中正造…国分二郎
山内松男…野上正義
斎藤照子…丘なおみ
高沢留吉…飯島洋一
高沢よし…杉佳代子
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○物語○
知的障害を持つ里子は両親が自殺したため旅館の主人吉三郎に引き取られて女中になった。
ある夜、里子は番頭の松男に強姦され、以来夜な夜な関係を迫られる。吉三郎は女中の照子からその事実を聞き、里子を抱く松男を蹴り倒し、里子の秘部に漆を塗りつけた。
里子を不憫に思った使用人の正造は一緒に東京へ逃げようと誘う。だが、里子は二人がいなくなって旅館が困るのを心配して応じようとしなかった。正造は彼女の優しさに心を打たれ、狂おしく下腹部をなめ回した。
そして正造は里子を守ろうと、松男を過って殺してしまう。彼の死体を川原に埋め、正造は列車で旅立った。
やがて里子は妊娠した。それを知った吉三郎は松男の子だと信じ堕ろさせようとしたが、里子は承知しなかった。怒った吉三郎は里子を縛り上げ激しく責め立てた。里子は流産してしまった。
吉三郎はめっきり老け込み、旅館も休業したまま里子との爛れた関係に溺れた。そんな二人の前に正造が現れて…。 |
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