1992年5月16日公開　58分
製作・配給…新東宝映画

〇スタッフ〇 
監督・脚本…中野貴雄
プロデューサー…プレジャー後藤
撮影…下元哲
照明…多摩新町
音楽…藪中博章
編集…フィルム・クラフト
助監督…高田宝重
メイク…木下浩美

○キャスト○
赤城マリ…水鳥川彩
星影銀子…風見怜香
小畑千代…中村京子
歌川鈴子…伊藤舞
蛇沼妖一…平賀勘一
玄海竜…ジャンク斎藤
ハリケーンの政、アラカン…山本竜二（二役）
沖竜次…ラッキイ鈴木
テツ…西条承太郎
三上ルカ

○物語○
東京の一角に東洋の魔窟と言われるネオン街があった。人呼んで「女体渦巻地帯」。キャバレー「カスパ」は暗黒街のボス蛇沼がオーナーを務める店だ。やがて舞台では千代とマリとレスリングが始まった。マリは初めて店に出た新人で、彼女は先輩の鈴子から店のひどい内情を聞かされる。蛇沼は女を香港に売り飛ばしたりヤクの取引や拳銃の密輸もしているのだという。そんな話をしていると、雑用係のアラカンが掃除をしに来た。彼はショックを受けると突然人格が変わるという怪老人で、痴漢されかけたマリが怒って蹴飛ばすと、彼は軍服姿に変身した。
そんなある日、中国人の玄海竜から近く大量のブツが入荷するという連絡が入った。マリは蛇沼と支配人の沖が話をしているところを盗み聞きし、どこかへ報告していた。いっぽう、港から港を渡り歩くハリケンの政が店に現れ、蛇沼は彼にブツの取引を手伝って欲しいと頼んだ。
数日後、政は蛇沼とその手下たちと玄海竜の阿片窟を訪れた。その「ブツ」とは。そしてマリの正体は…。