1980年2月公開　61分
製作・配給…新東宝興業

〇スタッフ〇 
監督…渡辺護
企画…門前忍
脚本…小水一男
撮影…久我剛
照明…近藤兼太郎
音楽…飛べないアヒル
編集…酒井正次
記録…前田郁子
録音…銀座サウンド
助監督…平川弘喜

○キャスト○
岡村さなえ、岡村純子、岡村洋子…日野繭子（三役）
柳健児…下元史朗
高田忠義…市村譲
高田ユキ…岡尚美
木村茂…武藤樹一郎
アケミ…中川夕子
堺勝朗
小島和人

○物語○
太平洋戦争の前夜、戦争に反対する健児は恋人の早苗に別れを告げて姿を消した。将校の高田は健児の兵役逃れに怒り、早苗に残酷な責めを加えた。
終戦から十数年後、帰郷した健児は早苗に瓜二つの純子と出会う。彼女は早苗の娘だと告白するが、父は健児ではなく高田だった。高田は敗戦後の混乱に乗じて実業家として成功していた。健児は純子を抱くが、彼の胸は侮恨でえぐられ純子の前で首を吊った。純子は彼の子を宿していた。
そして月日は流れ、高級クラブで働く洋子は大事なお客だという初老の紳士を紹介された。男は高田であった。洋子は彼と関係を深め、やがて自分が彼の孫娘であることを告白し…。