2019年5月24日公開
制作…フリーク・アウト
提供…オーピー映画
〇スタッフ〇
監督…国沢実
脚本…切通理作
撮影・照明…藍河兼一
編集…酒井編集室
助監督…菊嶌稔章
粟野智之
スチール…本田あきら
音楽…與語一平
録音…小林徹哉
整音・効果…Pink Noise
特殊造型…土肥良成
李華曦
美術協力…いちろう
H・H
カラリスト…如月生雄
タイトル…小関裕次郎
撮影助手…赤羽一真
協力…はきだめ造型
Abukawa corporation LLC
仕上げ…東映ラボ・テック
○キャスト○
マナ…佐倉絆
ジュン…橘メアリー
マリ…原美織
風早タクマ…小滝正大
蛇塚博士…安藤ヒロキオ
ならず者リーダー…折笠慎也
ならず者B…鶴田雄大
ならず者C…細川佳央
ならず者D…西村太一
研究員A…森田武博
清水鉄也
ピエロ…切通理作
署名活動の女A…和田光沙
署名活動の女B…松井理子
ホームレス…森本浩
ヒッチハイカー…横須賀正一
バイクの男…三浦誠
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○物語○
夜。娼婦マリは、道行く男たちを勧誘する。しかし、思うように引っ掛かってくれる相手はいなかった。そんな彼女の元に、白塗りのサンドイッチマン風の男が近寄り、風船を渡し去っていった。その後、「ダッチワイフのアンドロイド化」の署名活動をする者に用紙を差し出される。マリは風船に「バカ」と大きく書き、宙に飛ばした。
ならず者たちがたむろする夜霧にむせぶ港町。そこへ、首にスカーフを巻いたジュンが現れた。男たちの下卑た言葉がを浴びながら、ジュンはリーダー格の屈強な男の前で立ち止まる。差し出された酒瓶を受け取った彼女は、その場で一気飲みして見せると、歓声が沸いた。
男たちに応える最中、ジュンの脳裏に虎が浮かぶ。リーダー格の男と激しいキスをした瞬間、猛獣のような鳴き声が響き、それがトリガーとなって彼女の犬歯が牙のように伸び、男の舌を噛み切った。突如変貌したジュンは、逃げ惑う男たちを追いかけ、手当たり次第に襲いかかった。その時、上から大きな布のような何かが猛スピードで飛んできて、顔面を直撃する。囚われの身になった彼女の前に降り立った美女・マナ。その手には「バカ」と書かれた風船があった。人間の女に戻ったジュンは檻の中へ入れられる。蛇塚博士とマナ、研究員たち、そしてタクマが、遠くからこれから起こる事態を見ていた…。
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