2019年2月8日公開
制作…Blue Forest Film
提供…オーピー映画
〇スタッフ〇
監督…竹洞哲也
脚本…当方ボーカル
撮影監督…創優和
録音…山口勉
編集…三田たけし
音楽…與語一平
整音…吉方淳二
助監督…江尻大
スチール…田中幹雄
協力…深澤浩子
監督助手…島崎真人
撮影助手…高橋草太
日高紘貴
仕上げ…東映ラボ・テック
○キャスト○
米川葵…なつめ愛莉
鉄川笑子…南涼
春木蝶子…倖田李梨
雲田雄太…細川佳央
鉄川哲男…森羅万象
春木力也…柳東史
表野六児…櫻井拓也
野村現…ダーリン石川
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○物語○
民宿を男で一つで切り盛りしている雄太。都会からこの土地の風俗店に流れてきた葵は、店の連中と反が合わず、民宿の部屋を間借りして客を取っていた。その日の相手は六児だった。
雄太は客なんかこないからと場所代も取らず、近くで食堂を営む哲男と飲む時には葵を同席させたりもしていた。人付き合いが苦手な葵にとっては楽園のような場所とも言えた。
だが、町は災害と風評被害による打撃でゴーストタウンと化していた。災害支援の労働者だった六児は、作業もあらかた終わり、街を離れる前に馴染みの葵を抱きに来た。
ある日、力也と蝶子夫婦が宿泊に来た。葵は二人からただならぬ気配を感じる。彼らも生きる気力を失い心中するつもりで、二人が初めて出会った雄太の住む町を訪れたのだ。最後の契りをと体を重ね、翌朝覚悟を決めた夫婦は手を取り合い、波打ち際に足を進める。
朝食の準備を済ませた雄太は、葵の読みが正しかった事を悟り、海岸へ向かう。そして、二人がいよいよというその瞬間に間に合った。蝶子は泣き崩れた。その後、雄太が話を聞いてやると、二人はやり直すことを決めて民宿を後にした。
雄太が町を離れず民宿を続けているのは、風評被害と災害に、政治家一族に入り婿となった兄の現が深く関わっていた…。
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