| 2016年8月5日公開製作…多呂プロ
 提供…オーピー映画
 ○スタッフ○監督・脚本…荒木太郎
 撮影・照明…飯岡聖英
 編集…酒井正次
 助監督…三上紗恵子
 スチール…本田あきら
 音楽…安達ひでや
 首里音楽研究会
 録音…シネキャビン
 メイク…ビューティ☆佐口
 イム・チェヒ
 協力…花道プロ
  進行…佐藤選人
 小林徹哉
 撮影助手…宮原かおり
 志田茂人
 照明助手…広瀬寛巳
 ○キャスト○飯島美麗…南真菜果
 峰子…水野朝陽
 くに子…神納花
 夜音…稲葉良子
 萩原喬生…那波隆史
 伴潤一郎…河内哲二郎
 飯島喜一…牧村耕次
 源次…野村貴浩
 白翁堂幽斎…春風亭伝枝
 引き籠もりの人…天才ナカムラスペシャル
 淡島小鞠
 荒木太郎
 | ○物語○教師の萩原が自室で勉強していると、下駄の音が近づいてくる。かつての教え子・美麗だった。人妻となり浴衣姿の彼女は美しく、しばらく呆然と見とれていた萩原に、同行してきた彼女の女中・夜音が声を掛け、我に返るのだった。
 幼い頃から美麗の世話をしてきた夜音は、彼女にとって唯一の理解者だ。この盆が終われば、彼女は世間体を気にする家に閉じ込められるか、暴力で女を蹂躙する夫の元へと戻されてしまう。美麗の想いを察し、差し出がましく思いながらも、盆の間だけでも美麗を嫁にしてやって欲しいと萩原に懇願する。
 思案する萩原だったが、夜音の機転で結ばれる二人。普段の内気な彼女からは想像できない激しい行為。それを厨房の階下から覗く萩原の叔父・伴。彼がふと気配を感じた先には、夜音が祈りに似た表情で佇んでおり、部屋の中にいる美麗の口元の動きを真似るように口を動かしていた。
 翌日。伴は境内を抜けた先の占い師・白翁堂に、昨夜の取り憑かれたような三人の相談をしていた。そこへ、足取り悪くも歩き行く萩原を見て、白翁堂は彼の死相を感じ取るが、ただのやりすぎだと伴は茶化す。
 家に帰った美麗を待ち構えていた継母・くに子。朝帰りしてまで不倫するはしたない女と罵り、折檻する。そして出入りの男・源次に襲わせる。美麗は泣きながらも次第に感じてしまう…。
 
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