背徳の海 情炎に溺れて

2014年9月12日公開
製作…Blue Forest Film
提供…オーピー映画

○スタッフ○
監督…竹洞哲也
脚本…小松公典
撮影監督…創優和
音楽…與語一平
編集…有馬潜
録音…シネ・キャビン
助監督…小山悟
スチール…阿部真也

○キャスト○
淡路夏陽…友田彩也香
淡路香澄…翔田千里
瀬戸暁美…倖田李梨
横山直也/仮谷佐武郎…山本宗介
淡路鉄…那波隆史
大槻健太…岡田智宏
野嶋勲…森羅万象

○物語○
漁が盛んだった小さな村は、工場が建ったことで汚染し、漁師たちは工場長・野嶋に吸収された。一時は活気にあふれた村だが、今は再び閑散としている。
夏陽は浜辺で男に荒々しく犯される。だが、彼女は抵抗しなかった。突然襲った素性も分からぬ男を連れ帰り、食事を与える夏陽。男・直也は佐武郎に酷似していた。不自然な彼女の対応に、直也は腑に落ちずにいたが、彼女も訳ありだと感じていた。
そこへ野嶋が訪ねてきた。夏陽は直也を押入れに隠した、野嶋はいつものように夏陽の身内を嘲笑う言葉を吐き、彼女の手に身体を伸ばしたが、思い切り殴打され、渋々帰っていった。
翌日の早朝、ふたりは出会った海にいた。夏陽は自身の過去を語り始めた。漁師の父・鉄は誰よりもこの村を愛し、母・香澄は明るく家庭を支える優しい人物。両親に誇りを持ち生きてきた娘・夏陽は、二十歳を過ぎ佐武郎という婚約者がいた。佐武郎は夏陽の両親が大好きだった。自分達の将来を重ねて見ていた彼に夫婦仲を褒められ、照れくさそうな鉄は、そんな彼に娘の将来を託すことにした。家族の仲睦まじい光景、それが永遠に続くと思っていた夏陽。しかし、政治家の弟を持つ野嶋が、弟の政策で村を工場街にする計画を強行する。鉄は村を代表し反対運動をはじめ、香澄も婦人会でそれを訴え続ける。だが、そんな彼らをつけ狙う影が…。

背徳の海 情炎に溺れて