真夜中きみはキバをむく

2014年8月13日公開
PG12指定作品
製作…オフィス吉行
提供…オーピー映画

○スタッフ○
監督・脚本…吉行由実
脚本…芝理論
撮影・照明…小山田勝治
音楽…小島亜紀子
編集…酒井正次
録音…シネ・キャビン
助監督…江尻大
スチール…本田あきら
劇中画…石塚真央
映写指導…佐藤雄大
協力…目黒シネマ
   オークラランド
宣伝…オープニングナイト

○キャスト○
佐伯アスカ…三河悠冴
伴零時…田村晃一
黒凪神…麻生涼
神田奈々…愛河シゲル
ポン引き風の男…川崎竜平
襲われる男…shampoo
奈々のBF…小鷹裕
零時の父…高杉心悟
零時の母…さらだたまこ

○物語○
美大生のアスカは映画鑑賞が趣味で、同級生の奈々と気が合い、明朗活発な彼女にいつも振り回されている。奈々は密かにアスカを想っていた。上映終了後、アスカはロビーで古い映画のポスターを見かけ、忘れられない記憶を思い出す。
帰宅途中で奈々が映画館に忘れ物をしたことに気づき、アスカが一人で探しに戻る。営業終了後の場内ではテスト試写が行われていた。その映画は、ふたりの思い出の作品。映写技師は3年前に突然姿を消したアスカの恋人・零時だった。だが、目の前の零時は、薄暗い場所であるが以前に比べ違う空気を纏っていた。零時は消えた理由を誤魔化し、病気だと告げる。アスカも追求は避け、ふたりで映画を見た。
後日。アスカが零時を訪ねると、映画館のボイラー室が住まいだと告げられる。零時が目の病気で光に耐えられないことを知る。調子が良い時は外出も出来ると、アスカを訪ねる約束をする。風貌の変化を聞くが、魂が変わってないから安心だと答えるアスカ。その時、零時の脳裏に惨劇の状況が浮かび上がる。ある満月の夜、二人組に噛みつかれた情景。
零時はヴァンパイアとなり、生き血を吸うことを禁忌とし、人間との接触を控え、暗闇の世界でひっそりと生きる決断をしたのだ。しかしキスで盛り上がる最中に突如渇きの症状が現れる。逃げるように零時は部屋から去る。アスカは幸福感に包まれ、零時の変調を感じ取れなかった…。

真夜中きみはキバをむく
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