怪談 女霊とろけ腰

2014年8月1日公開
製作…加藤映像工房
提供…オーピー映画

○スタッフ○
監督…加藤義一
脚本…鎌田一利
撮影監督…創優和
音楽…友愛学園音楽部
編集…有馬潜
録音…シネ・キャビン
助監督…櫻井信太郎
スチール…本田あきら

○キャスト○
蓮…水樹りさ
彩…佐倉萌
千穂…星野ゆず
井川公次…岡田智宏
亡霊A…山本宗介
語り…小川真実

○物語○
お気に入りのホテトル嬢・千穂と行為に耽る中年男・井川。彼には長年心に残る女性がいた。その記憶を封印し続け、気づけば四十になっていた。
登山が趣味だった大学生の頃、山で突然の雷雨に遭い、彼はぬかるむ地面に足を取られ滑り落ちた。気絶し目覚めた時には、蓮と名乗る、妖艶な女性に介抱されていた。
身分ある家柄の蓮は、幼少からとても美しかった。成長し一人の男に恋をしたが、両親に引き離され、悲しみのあまり、近付く男達と関係し、現実逃避を計る一方、男達に恨みを買い、中には自殺するものも出た。さらに、夜になると、関係した男達の顔に似た痣が浮き上がり、セックスする度に痣は大きくなりズキズキと疼く。それは夜な夜な現れ、呪詛として彼女を蝕んでいった。
蓮に助けられた井川は、初対面にも関わらず突然彼女に濃厚な接吻をされ、驚く。その後も彼女に無言で身体を貪られ、逃れることも出来ず数日間愛欲に身を任せた。どんなに深く絡み合っても、頑なに全裸を見せない彼女には悶々とした。だが、ある夜、井川はとうとう月光に照らされたその肌を見てしまい、不気味さと恐怖でその場から逃げた。
そんな蓮を忘れることは出来ず、千穂を抱くことで気を紛らせていた。事後、入浴中の千穂が突然悲鳴を上げ駆け寄ると、彼女の肌には次々と切り傷が増え、浴槽には鮮血が滴っていた。やがて彼女は半狂乱で飛び出していく。残された浴室には、懐かしい蓮の声が…。

怪談 女霊とろけ腰