2013年11月8日公開
製作…多呂プロ
提供…オーピー映画
○スタッフ○
監督・脚本…荒木太郎
撮影・照明…飯岡聖英
音楽…宮川透
編集…酒井正次
録音…シネ・キャビン
助監督…金沢勇大
三上紗恵子
スチール…本田あきら
協力…映像機器システム社
上野オークラ劇場
○キャスト○
桶川羽理…美泉咲
仲村芽理…愛田奈々
珠代…向笠ゆいこ
本部裕次郎…那波隆史
久米旭…野村貴浩
研二…久保田泰也
芽理の相手…牧村耕次
店主…稲葉良子
その他…佐々木基子
河内哲二郎
淡島小鞠
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○物語○
里親に預けられた異父姉妹・芽理と羽理。ある日、姉・芽理は実母に引き取られ、仲が良かった二人は離れ離れになった。家出を繰り返し、酒と煙草、そして男を覚えた芽理は、母に似てきた自分に嫌気がさした。
居候がてらスナックで働く芽理。二十年ぶりに再会する芽理と羽理。母の死で借金相続があり、芽理は金融業者の調べで見つかった。羽理は美しい大人の女性になり自分とは違う人生を歩んでくれた事に、内心ホッとする芽理。しかし羽理は、くわえ煙草に酒を煽る芽理を見て、また一緒に暮らせるかもという淡い期待が崩れ、堕落した生活の姉に失望した。やがて芽理の客・本部が顔を出し、芽理を隣の部屋へ連れ込み服を脱がす。中から聞こえる卑猥な淫音と姉の喘ぎ。羽理を忘れセックスに没頭した芽理は、事後、慌てて彼女に電話するが出ない。妹の拒絶に淋しさが込み上げ、頬を伝う涙。その後、羽理の居場所も分からなかった。
数日後、職探しの途中に偶然本部に出会う羽理。相談に乗ると言われ当てのない羽理は彼に付いていく。店では珠代が落ち込む芽理の話を聞いていた。そこへ出向いた本部から、羽理と関係したことを聞かされる。
本部と別れた翌日、肉体と引き替えに彼が羽理に紹介した職場を見に来る芽理。そこはさびれた工場。現実の厳しさを目の当たりにした芽理は一緒に暮らそうと言うが、羽理は考えた末に断る。芽理は一人で生きるという芽理を励まし、そのポケットに現金を忍ばせ立ち去った…。 |
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