2012年8月24日公開
製作…旦々舎
提供…オーピー映画
○スタッフ○
監督・脚本…山崎邦紀
撮影…大江泰介
照明…ガッツ
音楽…中空龍
編集…有馬潜
録音…シネ・キャビン
助監督…北川帯寛
スチール…本田あきら
○キャスト○
弓原咲耶…大城かえで
弓原鹿の子…里見瑤子
弓原あずさ…佐々木基子
マホロバ…リカヤ・スプナー
不可知編集長…竹本泰志
眼力編集長…平川直大
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○物語○
深夜、ゴスロリファッションを身にまとい、バイブオナニーに酔いしれる咲耶。彼女はその衣裳と仕事であるエロ漫画を創作する時に「月野こよみ」に変貌する。普段は地味で恋人もいないが、こよみになる事で現実世界と繋がっている。オナニーで絶頂を迎える瞬間に「世界はあと7日間で消滅する」啓示を受ける。
母・あずさは家事をせず、世界の仮面収集が趣味で日常を和服で過ごす謎だらけの人物。精神科医の姉・鹿の子は休職中。愛人の編集長・不可知のみを個人診察している。時々、姉の悩ましい声が聞こえて来る。一軒家で暮らす三人の母娘だが、食卓を囲うこともなく、もはや家族というより共同生活だった。
咲耶は不可知のおかげで漫画家になった。新雑誌「男の娘」を創刊したので描いて欲しいと言われる。女に見える男で、女装とは違うらしい。編集担当の眼力は、リサーチで女装者達が集う仮装パーティーに咲耶を連れていく。そこには女装する不可知がいた。もしかしたら、世界の終焉を皆が知っているのかもしれないと咲耶は感じる。バーのオーナー・マホロバは長身でどこの国の人物かさえ判別できず、咲耶はその謎めく微笑に強烈に惹き込まれそうになる…。
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