2012年1月13日公開
製作…旦々舎
提供…オーピー映画
○スタッフ○
監督・脚本…山崎邦紀
撮影…大江泰介
照明…ガッツ
音楽…中空龍
編集…有馬潜
録音…シネ・キャビン
助監督…金沢勇大
スチール…小島浩
○キャスト○
匂い姫/しぐれ…大城かえで
咲蘭…浅井千尋
間々田延江…吉行由実
伊沢健策…池島ゆたか
風博士…荒木太郎
ハリー…丘直輝 |
○物語○
人気のない住宅街の一角にある工場のような建物。景気で何かを観測している伊沢は以前免疫学者で放射線の研究をしていた。今は最終避難所の管理人をしている。妻・しぐれが出て行ってから彼の研究は頓挫してしまった。彼女との交合を妄想しながら我に返ると、空襲警報のサイレンと爆撃機の飛行音や爆弾が投下されて炸裂する音が聞こえる。
伊沢のビルには、東北から来た女子プロレスラーの咲蘭とマネージャーのハリー、軽食バーを営む延江が住んでいる。咲蘭は日課のトレーニングをハリー相手に行う。そんな中、しぐれにそっくりの女が辺りの匂いを嗅ぎ回っていた。声を掛けるが反応しないので近づくと、風博士が「余の妻、匂い姫である」と、伊沢を退ける。風博士は、自分を偉大な歴史学者で、妻の魂を吸い取った宿敵を探して旅をしていると告げる。妻が記憶喪失となり戻った可能性も考え、伊沢は二人を泊める事にする。やがて、宿敵を探し当てた風博士は匂い姫を抱く。ふたりは延江が経営するバーへ現れ…。 |
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