2011年3月11日公開
製作…多呂プロ
提供…オーピー映画

○スタッフ○
監督…荒木太郎
脚本…西村晋也
撮影・照明…飯岡聖英
音楽…宮川透
編集…酒井正次
録音…シネ・キャビン
助監督…三上紗恵子
　　　　遠藤聡
協力…静活・佐藤選人
　　　上野オークラ劇場

○キャスト○
樫原なつき…星野あかり
町井葉子…淡島小鞠
北原美奈…美咲恋
町井智治…那波隆史
岩尾浩二…野村貴浩
牧田重雄…岡田智宏
盛屋亮…平川直大
須山恭三…荒木太郎

○物語○
　証券会社に勤める智治は、朝まで飲み明かして早朝の街を歩く中、廃ビルの一室で絡みあう男女を目撃する。男は女をエリと呼んだ。事後、智治は両腕を縄で吊り下げられたエリを助けた。その後も頻繁にそこへ足を運ぶが、エリに会うことはなかった。
　半年後、真一は大学の同窓会の席で、アブノーマルで刺激的な状況を提供することで成立するという娼婦・エリの話を聞く。その頃、智治はリストラに遭い、妻・葉子との仲は険悪なものになっていた。そこへ北海道の友人・樫原から東京で消息不明の妹・なつきの安否を確認して欲しいという電話を受ける。送られてきた写真はエリと瓜二つだった。教えられた住所に行くと、なつきは清楚な印象で真面目な生活を送っていた。だが、智治は彼女の中にエリを確信する。そして、週末の朝、エリの姿をしたなつきがあの廃ビルへ向かった…。