2007年12月28日公開
製作・配給…新東宝映画
○スタッフ○
監督…深町章
企画…福俵満
脚本…かわさきひろゆき
撮影…清水正二
編集…酒井正次
録音…シネキャビン
助監督…佐藤吏
スチール…津田一郎
○キャスト○
依子…里見瑤子
冬子…平沢里菜子
葵…藍山みなみ
奈緒…華沢レモン
男…なかみつせいじ |
○物語○
ひとつの作家がこの世を去った。妻の依子は彼の小説の一文にある「君と出会った神島の見える岩場から遺灰を海に流して欲しい」という言葉どおり、骨壷を手に岩場へとやって来た。
そこへ突然怒号が聞こえてきた。落ち目の女優・冬子だった。電話を切った冬子は依子に気づいた。冬子は依子の夫とかつて関係があった。冬子もまた彼の小説の言葉に導かれ、ここへ来たのだと話した。
そのうちに、彼の秘書をしていた葵が現れた。実は葵も彼と愛人関係にあった。依子は夫と葵の関係を知りながら、彼に何も言えずにいた。葵は依子は夫を安心させることはできるが、物書きの苦しみや歓びがわかっていなかったようだと言い、さらに自分は二年前から彼のゴーストライターをしていたと告白した。依子と冬子はここへ導く言葉が葵のものだったことにショックを受ける。さらにもう一人の女、奈緒が現れ…。 |
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