2004年9月29日公開
制作…セメントマッチ
提供…オーピー映画
○スタッフ○
監督…池島ゆたか
脚本…五代暁子
撮影・照明…清水正二
録音…シネキャビン
編集…酒井正次
助監督…佐藤吏
スチール…津田一郎
○キャスト○
仁科雅代…持田さつき
榊ユリ…佐々木麻由子
エミ…華沢レモン
榊宏介…牧村耕次
北条和彦…岡田智宏
北条愛子…山ノ手ぐり子
客A…神戸顕一
榊幸雄…モテギタカユキ
桶川尚也…本多菊次朗 |
○物語○
ある夜、タクシードライバーの雅代の車に宏介が乗り込んだ。彼は人寂しい海まで行って欲しいと言った。雅代は面倒なことに巻き込まれたくないと思いながらも、札束を見せる榊に負け、嫌々車を走らせた。榊はリストラが決定的な異動を命じられ、妻のユリには離婚をせがまれている。
深夜の食堂前で車を停めさせ、二人は食事した。トイレに立った雅代は一年前の結婚生活を回想した。彼女は夫の和彦と小学生の息子ツヨシ、和彦の両親と豪邸に暮らしていた。和彦は二代目で我儘なマザコン男で、若い家政婦エミと平然と浮気し、姑の愛子は家柄の違う雅代に嫁いびりを繰り返し、雅代の居場所はなかった。食事中、糖尿病の榊はインシュリン注射をした。
食事が終わると再びタクシーに乗り、今度は榊が運転すると言った。二人は互いに素性を話し始め…。 |
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