2002年12月23日公開
制作…小川企画プロダクション
提供…オーピー映画

○スタッフ○
監督…小川欽也
脚本…池袋高介
撮影…図書紀芳
照明…岩崎豊
音楽…ＯＫ企画
録音…シネキャビン
編集…フィルムクラフト
助監督…加藤義一
スチール…津田一郎

○キャスト○
池辺比奈子…加藤由香
東尾真由乃…小川真実
沼沢ユミ子…奥菜千春
池辺吉三郎…竹本泰志
芳村真希郎…なかみつせいじ
吉本砂州夫…かわさきひろゆき
刑事…石動三六

○物語○
看護婦の比奈子の夫・吉三郎は酒乱で嫉妬深く、酔うと彼女を殴る蹴るの毎日で、しかも暴力のあとには屈辱的なセックスを強要するという男だった。
比奈子はそんな男と結婚した自分を恥じて誰にも相談したことはなかったが、体中のアザを婦長の真由乃に見られ、ついに事実を打ち明けた。真由乃はそんな彼女への同情と、アザに触ると痛がることへの興奮から彼女とのレズ関係に溺れていく。比奈子は欲求不満を解消し、真由乃の言うことは何でも聞くようになった。
ある日、また夫から暴力を受けた比奈乃が真由乃に泣きつくと、彼女はお酒に睡眠薬を混入し静脈に注射するという突然死の方法を教えた。そうすれば急性アルコール中毒による心筋梗塞と診断され、誰にも疑わずにすむ。死亡診断書は医師の若村に書いてもらうことを約束してくれた。彼には医療ミスで患者を死なせた過去があり、その時助けてくれた真由乃には逆らえなかった。
そして比奈乃は吉三郎を殺し、完全犯罪を成功させるが、真由乃が保険金の分け前を要求し…。