○物語○
富子は下半身不随の夫守の世話をしながら小さな印刷工場を営んでいる。守の母が死に、富子が喪主代理を務めた。その夜、求人の貼り紙を見た流れ者の隆三が家の門を叩いた。仕事が溜っているので、富子は彼を雇うことにした。真夏のうだるような暑さの中、富子と隆三は仕事を続けた。隆三は突然彼女に襲い掛かった。富子は二階の守に助けを求めながらもやがて彼を受け入れ熱く燃え上がった。富子は検査入院のため守を病院に連れて行った。看護婦の杏子は富子とレズ関係にあった。その夜焼香に訪れた杏子は富子と肉体を求め合った。そこへ隆三が戻ってきた。淫乱女と罵る彼に、富子は人生をやり直したいから連れ出して欲しいと懇願した…。
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