2008.8.12(火)

山崎組打ち合わせ。今年『社長秘書』で男優賞を取らせてくれた山崎組からまたオファー。楽しみだ。


2008.8.13(水)

三茶シネマで映画。『かもめ食堂』と『めがね』。同行のつぶら、『かもめ』気に入る。


2008.8.17(日)

後藤ちゃんと次回作プロットの打ち合わせ。


2008.8.19(火)

山崎組・撮影。オレの初日。


2008.8.20(水)

後藤ちゃんから直しのプロットFAXされる。


2008.8.21(木)

山崎組・現場。やはり、山崎組は楽しい。ちなみに公開タイトルは『絶倫老年 舐めねばる舌』。オレと牧村耕次が絶倫老人を演じる。


2008.8.22(金)

後藤氏と打ち合わせ。これでいける!となる。


2008.8.24(日)

吉祥寺・MANDALA-2にて桜井明弘プロデュースによる「佐々木麻由子ライブ」。オレは何もしないのに、エグゼクティブ・プロデューサーの肩がき。何かしないと申し訳ない。開場前の1時間。麻由子にマッサージ。だいぶ血が通った。
ライブは、緊迫感がうまい具合に作用して、麻由子、すばらしい出来。次は、客をあやつれるようになることだ。


2008.8.25(月)

次回オーピー作品の各所、スタッフ、キャストのスケジュール押さえ。クランクインは10月4日だ。


2008.8.27(水)

山崎組アフレコ。


2008.8.28(木)

後藤脚本、初稿上がる。すばらしい!
仮題は『嘘つき女と下痢男』。


2008.8.29(金)

MANDALA-2。桜井明弘スペシャル・ライブ。つぶらも連れて行く。ファンタスティック!


2008.9.1(月)〜4(木)

家にこもり、初稿の検討。後藤氏とは電話でつめる。


2008.9.5(金)

山崎組初号。


2008.9.7(日)

『嘘つき女と下痢男』決定稿上がる。
実にすばらしいホン。ワクワクする。


2008.9.8(月)

大場一魅、白井里佳さんが参加する「おかしな監督映画祭」の件で彼女らと打ち合わせ。ちなみにオレは、大場組では里見瑤子とガッチリ共演し、白井組では少し出る。


2008.9.10(水)

高円寺楽やにて、墨之江ユキと渦ヨーコのライブ。墨之江嬢の調子が上がってきた。すばらしい。


2008.9.11(木)

某雑誌の女優対談。今回は山口真里。


2008.9.14(日)

台本、入稿。


2008.9.16(火)

『嘘つき女と下痢男』印刷台本上がる。さっそく役者陣と打ち合わせ。上原嬢以外は全員と会える。ちなみにキャスティングは、主役の嘘つき女に日高ゆりあ、下痢男に野村貴浩、他、真咲南朋、上原優、なかみつせいじ、柳東史、山名和俊、石動三六…など。


2008.9.20(土)

撮影の長谷川氏と打ち合わせ。


2008.9.23(火)

ロケハン。


2008.9.26(金)

役者リハ。


2008.9.29(月)

撮影・長谷川氏、演出部とコンテ・打ち合わせ。その前に役者・打ち合わせ来れなかった上原優の衣装合わせ、そして特訓。


2008.10.4(土)〜6(月)

オーピー作品『嘘つき女と下痢男』撮影。公開タイトルは、『エッチな襦袢 濡れ狂う太もも』。
今回の作品は、嘘つき女(日高)と下痢男(野村)の出会いと壮絶な別れまでの3日間を描いたもの。後藤氏のホンらしくギッシリ書き込まれていて台本は長いが、シーン数は28シーンしかない。つまり、ワンシーンが長い。(いつもは大体、40〜50シーンくらいのホンがオレの場合は多い。)ワンシーン、5、6ページのシーンがいくつもある。はっきり言って初体験だろう。こんな長いシーンがいくつもあるのって。カット割ったら300数十カットあった。3日で撮るのって、300カットが限界だと思う。その意味でも今回は初体験もあれば、限界への挑戦もあるという、いかにも後藤氏ならではのホンだ。やりがいがあるってものだ。

初日。
ほぼ終日、西荻のバーSWAMPでのロケ。
朝8時、SWAMP入り。ここでは9シーンしかないが、中味が濃い。目標は夜の7時終了。テンポよくガンガンにいく。初日からラストのクライマックス・シーン。みんな役になってる。役者は文句なしの出来。8時頃からお客が顔を出すなか、終了9時。2時間オーバー。マスター、すみません。
駅前に移動してオープン一発。終了10時。カット数は96カット撮った。

2日目。
朝7時半新宿集合。おなじみの板橋のK氏宅へ。そこで4シーン。終了、後半の2時頃。
新宿へ移動。下痢男の点描カットを30ほど。
方南町方面の公園で2シーン。最後の数カットでは日が落ちてかなり暗くなってしまった。写っているのか? 6時頃終了。
雨が降ってきた。雨の中、2時間食事タイム。なんで2時間も!? そのあとのラブホテルが8時にならんと入れないからだ。
ラブホテル。3シーン。終了、夜中の1時。
オレはそのままホテル泊。雨がガンガン降ってる。明日は全部オープンなのだ。このままではロケハンで決めた場所はカンペキにアウトだ。不安はあるものの、その時はその時だと達観してる自分もいる。そう、「映画の神さま」にお任せすればいいのだと。101本目『Next』(『超いんらん やればやるほどいい気持ち』)の頃からこうなった。
カット数、95カット。

最終日。
朝7時前に助監督がホテルまで来てくれる。
雨だ。
とりあえず、作戦会議。今日だけ応援に来てくれてる田中康文の「両国の、とある場所だと雨しのげて撮影できますよ」の一言で決定! 両国へ向かう。
カンペキだった。ロケハンで決めた場所より全然いい。「映画の神さま」が連れて来てくれたと思った。10月の6日だというのに吐く息が白いという寒さには少々まいったが、ハイテンションで撮り進む。ワンシーンだけで50カットもあるというバケモノ・シーンもあり。最後はやはり暗くなるものの役者陣の集中力もすばらしく、実に手応え感じるロケとなった。
夜は、新宿の某シティホテル。出たり入ったりしながら計10シーン。そして小物撮り、タイトル撮りなど…。終了、朝7時半。実に24時間の戦いだった。
カット数、134カット。合計したら325カットになった。別にカット数の多さを誇るつもりはないが、あの集中力でよくぞ撮ったり325カットだ。


2008.10.9(木)

編集。今回20本回したもんなァ。ちょっとやばいなァ…と思っていたら、いつもとそんなに変わらない、68分15秒。でも、7分強は切らなくてはならない。いつものごとく悩みは始まるのだ。


2008.10.10(金)

オールラッシュ。再編集。一気に61分50秒までいく。あと50秒か…。


2008.10.11(土)

アフレコ。深夜0時前に終了。感動の飲み会となる。朝まで飲む。(カットは、アフレコしながら、Hシーンを35秒切る。あと15秒はカンベンしてもらおう。)


2008.10.15(水)

久々にシネマ。新宿プラザがなくなるというのでプラザで、アンジェリーナ・ジョリーの『ウォンテッド』見る。つまらんかった。
夜は、「おかしな監督映画祭」の件で、一魅、白井リカと打ち合わせ。


2008.10.18(土)

ダビング。今回は音楽の一魅が珍しくギブアップした。イメージが固まらないのだ。でも大丈夫、心配ない。ここ2、3年の一魅の音楽はほとんどオレはCDにしてもらっているのだが、その中からいくらでも選曲出来る。
思ったとおり、ドンピシャリ。恐いくらいにピッタリとはまった。すばらしい。
傑作の予感を楽しむ。


2008.10.19(日)

外人監督スティーブ組の衣装合わせ、写真撮り。五代の息子・つぶらが準主役という役どころ。オレもワンシーンでて倖田李梨とからむ。基本的にはオレはつぶらのステージパパってところね。


2009.10.20(月)

墨之江ユキ、渦ヨーコ、煉獄さあかすの団長・てんがい氏らとオフ会。


2009.10.22(水)

『嘘つき女と下痢男』初号。公開タイトルは『エッチな襦袢 濡れ狂う太もも』。
すばらしい上がりだと思う。後藤氏、スタッフ、キャストに感謝だ。
公開は2月13日。期待して下さい。


2009.10.24(金)

映倫初号。
次回作は12月にクランクインすることになる。


2009.10.25(土)

『萌え痴女 またがりハメ放題』の公開に合わせてみんなで(倖田李梨、山口真里、関係ないけど日高ゆりあ、大場一魅たち)観賞ツアー、ミニ舞台アイサツ、主役の若葉薫子が仕事でカナダに行ってて来れなかったのが残念。


2009.10.26(日)

松島氏のインタビュー。何回目だろう? 去年からたち上がっている「ピンク映画本」に向けての最後のオレのインタビューとのことだ。来年のピンク大賞までには出したいものだ。


2009.11.2(日)〜3(月)

スティーブ組撮影。


2009.11.4(火)

一魅、白井リカさんと「オカシナ・シネマ」の打ち合わせ。


2009.11.7(金)

三茶シネマで『告発のとき』。☆☆です。


2008.11.8(土)

次回作「ファミリーもの」プロット上がる。


2008.11.9(日)

下北沢・劇小劇場で劇団め組公演『MY WAY』見る。


2008.11.10(月)

「オカシネマ」大場一魅組・打ち合わせ。


2008.11.11(火)

深町組初号。
五代、急病で倒れる。入院が必要かもということで、次回作の脚本、急遽後藤大輔氏に依頼する。五代のプロットを後藤ちゃんが脚本化する。これはこれで魅力的ではある。


2008.11.15(土)

「オカシネマ」大場一魅ロケハン。一魅、オレ、撮影の志賀ちゃん、そして、出演することになった五代の息子・つぶらと井の頭公園と動物園を中心に回る。


2008.11.16(日)

「オカシネマ」白井里佳組のオレの出番の日。高円寺バンブー・ハウスでロケ。終了後、同じく高円寺のグッドマン、桜井明弘氏のライブに駆けつける。


2008.11.17(月)

とある事務所のピンクに出たいというコ、2人と面接。ちょっと「・・」かな。


2008.11.19(水)

雑誌「ペントジャパンスペシャル」恒例の女優対談。今回のお相手は、吉行由実嬢!


2008.11.21(金)

「オカシネマ」一魅組打ち合わせ。一魅、志賀ちゃん、オレ、そして、里見瑤子。


2008.11.22(土)

次回オーピー「ファミリー! あるいは歓喜の歌」初稿上がる。急遽後藤ちゃんに依頼して、プロット渡してからほぼ一週間。早い。しかし、こうじゃなければ準備に入れない。クランクインは12月20日だ。


2008.11.23(日)〜24(月)

オカシネマ・大場一魅組の撮影。スタッフは、カメラ志賀ちゃん、助監督に田中康文と小川隆史の計3人。究極の少数精鋭だ。

初日。
朝から午前中は、井の頭の動物園。ゲリラなので、さっそくガードマンからクレームがくるが、田中、スゴイ!田中の口先で難をのがれ、予定の撮影、無事終了。それにしても、田中のあのへんの度胸というか、演技というか、ただただ感心するよ。
昼からは公園のはずれで日が落ちるまで。
若干こぼすが、明日に回せるということで初日は無事終了。(五代はつぶらの母親役で同行。急病で倒れて、一週間ほど精密検査などで様子を見たが、急激な回復を見せ、この日も結局来れたのだった)。

2日目。
朝9時、世田谷の羽根木公園集合。午前中は公園でロケ。
昼からは世田谷のオレの事務所の部屋がセットになった。6年借りているが、小物撮り以外でこの事務所を使うのは初めてだ。スタッフ・キャスト計6人なので、そのくらいの人数なら全然OKなのだ。
夜8時頃終了。
10分ものを2日かけて撮るという、ピンクの現場からすれば、えらいぜいたくな現場であったことだ。
中味。かなり面白くなるのではないかな。3月1日の調布グリーンホールで上映。


2008.11.27(木)

後藤ちゃんとホン直しの打ち合わせ。


2008.11.28(金)

オーピーから初稿に対するきびしい見解がくる。簡単に言うと、映画の後半から子供(アキラ・つぶらの芸名)が登場し、あたかも後半の主演であるかのような存在感を示すことへのNGだ。それ以外にも何点かきびしいNGを言われる。その他の点については何とか妥協点は見つけられるが、子供だけは何とか突破しなければ、この映画が成立しなくなる。非常にきびしい事態だ。ハラハラドキドキだ。


2008.11.29(土)

石動三六氏の劇団玉の湯公演見る。ホンはずい分うまくなったなと思った。あとは何だろう。ホンを超えて自在に存在する役者だな。特に寿有。明るいコメディエンヌ欲しいね。
芝居のあとは、月あたまにやったスティーブ組の打ち上げに合流。二次会三次会と朝まで飲んでしまった。