2004.6.13(日) 五代暁子と両国国技館、大相撲トーナメントを見に行く。プロレスではずい分行った国技館だが、相撲ではなんと初めて。二階席だったせいもあり、雰囲気は楽しめたが、それ以上のコーフンはなかったね。やっぱりプロレスの方がずっと面白かった。 夜は五代宅で飲み会。 2004.6.14(月) オーピー『人妻タクシー 巨乳に乗り込め』ダビング。 タンゴ調という意表を突いた大場一魅の音楽も快調に10時には終了。ホント最近は早いなァ…。 2004.6.16(水) 新東宝・後藤組『夫婦交換前夜 私の妻とあなたの奥さん』役者・打ち合わせ。 懸念のヒロイン役も助監督の堀くんの奔走のおかげもあってギリギリ決定。ピンク初出演の夏目今日子というグラマー美人がヒロインとなる。その夫役にこれまたピンク初出演の境賢一(劇団民芸の役者。ピンク的にはかなりの変わり種。後藤ちゃんの高校時代の友人という縁から今回の出演となる)。もう一組の夫婦役には、本多菊次朗と林田ちなみ。基本的には、この4人しか出てないという非常にタイトなキャスティングだ。 2004.6.17(木) 新宿プラザで『デイ・アフター・トゥモロー』。つまらなかった。最近は、この手のハリウッド的な仕掛けの大げさな映画には、とんとワクワクしなくなってしまったなァ…。 2004.6.18(金) 『人妻タクシー 巨乳に乗り込め』初号試写。牧村耕次がいい。よくやってくれた。オレの中では演技賞決定です。それから少ない出番ながら佐々木麻由子がとてもよかった。オレの作品、彼女はこれで10本目で、中では一番小さな役であったが、さすがという存在感を示してくれた。すばらしい集中力です。 10月公開決定。見て下さい。 打ち上げ。久々に翌日の昼まで飲んでしまった。相手は、もちろん麻由子嬢だ。 2004.6.20(日) 後藤組『夫婦交換前夜』クランクイン。 オレは、死んだオヤジの十回忌の法要があったので、現場には行けず。 今回は後藤大輔、ピンク4本目にして初めての3日撮り。そういうのもあって、初日から徹夜みたいになるのだけはやばいと思っていたが、夜の11時過ぎに、堀くん、後藤ちゃんと相ついで「今終わったよ」とのTELがあり、ホッとする。とにかく堀くんがしっかりしてるので安心。オレがヘタに顔を出す必要なし。 2004.6.21(月) オーピー『人妻タクシー』映倫試写。 次回作、2年ぶりのホモ映画となる。9月上旬クランクイン予定。また「レズ・ゲイ映画祭」の青山スパイラル・ホールの舞台に立ちたいもんだ。 シャンテ・シネで『スイミング・プール』見る。どうもこういう映画って苦手。なんなんだろう。気取ってるだけにしか見えないのだ。シャーロット・ランプリングの全裸ヘアヌードも脱ぎ損としか思えなかった。 後藤組。今日も夜11時過ぎ「終了」連絡あり。快調じゃん。 2004.6.22(火) 後藤組最終日。今日は徹夜。朝までコースの予定。オレも一度くらい顔を出しとかんとね。というわけで夜の9時頃現場に初めて行く。黙々と進行してる。いい感じじゃん。11時頃引き上げる。明け方5時過ぎ、「今、終わった」の連絡入る。 3日間、見事予定通りに終わった。 2004.6.26(土) 五代親子と成田のホテルで一泊。明日から7月2日まで親子とグァムに行く予定。朝早いので成田に泊まったってわけ。沖縄好きのオレなので、グァムに行くのは20年以上ぶり。それなりにワクワクしてる。 なんか、後藤組をほっぽって遊び歩いてるようだけど、これすべて決定済みのスケジュールで、後藤組はそのあと急に決定したので、今さらスケジュールの変更出来ないということね。要点だけは、はずしてないので、これでいいのだ。 2004.6.27(日) ガーン!! なんとグァム行きの飛行機が欠航となる。なんでもグァムを大型台風が襲ってるとのこと。結果が出るまで数時間待たされたが、昼頃、欠航が決定する。 ガックリ。虚しい…。 ええい、遊ばなくては! 成田から調布直行のバスに乗り、調布の温泉「ゆかりの湯」へ行く。去年行って気にいっていたとこだ。 ゆかりの湯で数時間すごし、夜は府中のオレの家で五代親子と過ごす。 明日は多摩テックに行こう! 2004.6.28(月) 多摩テック! 遊園地は楽しいよね。プールで今年初泳ぎ。 2004.6.29(火) 後藤組アフレコ。 グァムに行ってれば顔を出せないとこだったが、こうなったら行かないってわけにもいかない。でもはっきり言ってオレがいても邪魔なので、終わる頃まで時間をつぶす。 新宿ピカデリーで『21グラム』見る。凝った構成、見事な演技陣…しかしながら、ストーリーにこちらの心をわしづかみにするものがない。ただひたすら暗い。ただ暗いだけの映画はカンベンしてよ。同じように犯罪をテーマとし、重厚な演技陣で見せたクリント・イーストウッドの『ミスティック・リバー』との差は大きいと思った。 それから居酒屋で一人飲みながら時間をつぶす。深夜12時を回って、もうそろそろいいかとキャビンに行くと、ちょうどタイミングよく、アフレコ終ったところ。 ラッシュ見る。シビアな意見を言わせてもらう。それから飲み会となり、朝まで飲む。 2004.7.4(日) 劇団発見の会の創立40周年記念公演を見に高円寺明石スタジオ。『四谷怪談』をベースにしたコラージュ劇。 打ち上げにも参加。3次会4次会と付き合い、朝の9時頃まで飲んでしまった。 2004.7.7(水) 後藤組ダビング。 オレは一瞬だけ顔を出し、あとは『花と蛇』を見に上野オークラへ。ピンクにおけるヘアー問題を考えるテキストとして、ぜひ見ておいてと大蔵のS氏に言われていたというのもあってね。 映画に関してのコメントは控える。 ヘアーの件。評判どおりよく見えてる。でもウチらの映画と違って、それ(ヘアー)を強調するカットは、はっり言ってひとつもない。そのへんが大きな違いか。 でも、強調さえしなければ、HシーンでのヘアーもOKという大いなる判例となる映画であることは間違いないところだ。そういう点では心強い映画であるとはいえる。 併映されていた辺ちゃんの映画も久しぶりに見る。『星川みなみ いたいけな巨乳』ね。 2004.7.9(金) 久しぶりに深町監督の新作試写を見る。牧村耕次と本多菊次朗がほとんど深町組初出演ということで(かなり以前に1回づつは出ているらしいのだが)どんなもんかいと出かけたってわけです。もう一人の男が川瀬陽太で、深町組じゃないみたいなキャスティングだが、中味はいつもどおりの深町組で安心して見れます。 打ち上げで9時頃まで飲む。 それから、河村栞の一時帰国パーティに行く。 結局、翌日の昼近くまで飲んでしまったのだった。 2004.7.12(月) 後藤組『夫婦交換前夜 私の妻とあなたの奥さん』初号試写。 後藤ちゃんがピンクに参入してきて以来、オレがプロデュースするのもこれで4本目。 はっきり言って、オレは今回のヤツが一番気に入ってます。面白いです。ま、期待して下さい。8月のお盆公開予定です。 打ち上げも大いに盛り上がり、結局、朝の5時まで飲んでいたのだった。 2004.7.14(水) 次回、オーピーでのゲイ映画の主役候補となる藤崎くんという男のコと面接。ナイスガイ。彼で決まり。 夜は、オレの友人たちが板橋でやっているパリ祭のイベントに参加。相変わらずすばらしい村井しげるさんの歌声とアコーディオンに聞き入る。 2004.7.15(木) 五代親子とサマーランドで一日遊ぶ。 2004.7.16(金) 五代親子と、調布のゆかりの湯。 夜は下高井戸シネマで『みなさん、さようなら』。アカデミーの外国語映画賞など評判の映画だが、オレには今ひとつピンとこない。主役の「死にゆく男」に魅力を感じられないのがその最大の理由だと思う。ウソだろ!?なんでコイツがこんなにもてるの?!と思いながら見ていた。ヴィスコンティの映画のバート・ランカスターとかダーク・ボガードのような俳優だったら…と思わずにはいられない。オレって、決定的にミーハーなのね。 2004.7.17(土) 下高井戸シネマで『カルメン』。カルメン役の女優のセクシーさ。そしてHシーンの激しさ…これだけは見ものです。そして、美術、衣裳等のリアルさ、豪華さ…これだけはすごい、と思う。でも、それだけの映画。中味なし。 同じくレイトで『ほえる犬は噛まない』。傑作。『殺人の追憶』ポン・ジュノ監督のデビュー作ということで期待大であったが、これは面白かった。登場人物のキャラクター造形、テンポの心地よさ、ストーリー展開の妙……韓国が匂います! 知られざる傑作がここにある。 2004.7.18(日) 吉祥寺Be・Point。オレにとってはもはや恒例の桜井明弘ライブ。キャビンの中村さんをまた誘う。名曲『季節の狭間にしゃがみこんで』にはいつもながら酔わされる。いよいよ今年はこれからCD制作に入るとのこと。街角の吟遊詩人、桜井明弘に注目あれ! 2004.7.23(金)〜28(水) 五代親子、そして五代の友人親子と、これまた恒例の式根島ツアー。 またまた言うが、式根島は今年もキレイだった。東京都なのに! あの神秘的なまでの透明度のすごさはいったいなんなんだろう。 2004.7.30(金) 下高井戸シネマで『女王ファナ』。レイトで『モロ・ノ・ブラジル』。 『女王ファナ』。なんて美術と衣裳だけすごいんだろうと思ったら、『カルメン』と同じ監督だった。 『モロ・ノ・ブラジル』。アキ・カウリスマキの兄貴のミカが監督の、ブラジル音楽のルーツをたどってゆくドキュメントということで、『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』の夢よもう一度と期待はふくらんだが、なんたる駄作! ミカって愚兄です。 ともあれ、このような2本見るんなら、ピンク3本立ての方がまだ楽しめまっせという見本のような映画だったね。 2004.7.31(土) だからってわけでもないのだが、たまたま上野オークラで自作をやっていたので、上野まで行く。 オレのヤツ『淫乱なる一族 第2章 絶倫の果てに』と杉浦くんの『こってり奥さん 夫の弟もくわえて』を見た。杉浦くんの映画見るの初めてであった。実際に双子の石川ユーヤ兄弟を使ったアイデアはよかった。オレもこういうの考えていたので、やられたと思ったもんね。ま、楽しい映画でした。 2004.8.1(日) 久々に仕事。久々のAV出演。久々の柴原組(柴原なんてもう知ってる人いないかな? 十数年前に『ほんとうの空色』というゲイ映画でデビューして、ベストテン2位、新人監督賞という評価を得たヤツなんだけどね。オレが主演だったもんだ)。 現場は、やはり、なんでも、楽しい! 相手役のギャルも、友田真希というかなりナイスな人だったしね。 オレって、つくづく現場人間だと思うよ。仕事もなく、遊び続けているのも楽しいけど、やはり、現場の方が楽しいよ! あー、仕事したい!! でも、ない!! 悲しい!! 2004.8.2(月)〜3(火) 五代親子、そして式根にも行ったS親子と相模湖ビクニックランドへ行く。 初めてのテント設営。そして、ツアー参加のみなさんが寝しづまった夜、月明かりだけという、ほとんど真っ暗の中で、五代、そしてSと飲み続けるという、ほとんど初めてと思える経験をする。このトシになって初めてと思える経験するなんて、それだけでも十分にエキサイティングだったね。 |