| 2017年12月8日公開製作…Blue Forest Film
 提供…オーピー映画
 ○スタッフ○監督…竹洞哲也
 脚本…当方ボーカル
 深澤浩子
 撮影監督…創優和
 編集…中村和樹
 助監督…江尻大
 スチール…阿部真也
 音楽…與語一平
 録音…山口勉
 廣木邦人
 整音…吉方淳二
 監督助手…平田圭一
 撮影助手…酒村多緖
 杉田陽介
 木村風志郎
 佐藤京郎
 ○キャスト○藤野乃亜…優梨まいな
 木本夏…若月まりあ
 藤沢美奈子…白木優子
 木本仁志…森羅万象
 木村亘…那波隆史
 西寺勇夫…工藤巧真
 岡田将也…津田篤
 添野一馬…吉田俊大
 ビラを配る大学生…橘秀樹
 美奈子の夫…深澤幸太
 勇夫の母(声)…山口真里
 
 | ○物語○心に傷を負い実家に戻っていた乃亜は、自分を取り戻そうと、街に戻ってきた。最初に立ち寄ったのはバイト先のバー。店のマスターである亘は、彼女に起きた出来事を知っていた。
 その頃、乃亜の友人・夏もまた、失意の日々を送っていた。ある日、今は親が営む町工場の工員で、中学時代の友人・勇夫と再会する。彼は、昔と違い、男くささを漂わせていた。それは普段、自分の周囲にいる大学仲間たちからは感じ得ることのないものだった。
 夏はその再会をきっかけに何度か彼と会い、機械油の匂いがほんのりと残る彼の手に惹かれていることに気づく。今は亡き父の趣味は機械いじりだった。休みの日には、殆どの時間を修繕などに勤しみ、いつもその手からは油の匂いがしていた。そんな父の背中を眺めているのが、何よりも好きだった。勇夫の背中はそんな父の姿と被って見えた。
 元の夫が起こした傷害事件。その日から美奈子は世間から好奇の視線を浴び、身内からの蔑みの視線さえ、常に受け止めてきた。その恐怖から逃れようと、実家へ逃げるように戻る彼女。背中に感じる視線は、美奈子にとって最も苦手な感覚だった。家事代行で担当する老人・亘の視線に、それが何かを知りたいと思うようになる…。
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