2012年6月15日公開
製作…多呂プロ
提供…オーピー映画
○スタッフ○
監督・脚本…荒木太郎
撮影・照明…飯岡聖英
音楽…宮川透
編集…酒井正次
録音…シネ・キャビン
助監督…桑島岳大
スチール…本田あきら
協力…佐藤選人
上野オークラ劇場
○キャスト○
唐橋涙子…愛田奈々
唐橋慶子…里見瑤子
唐橋真希…佐々木基子
唐橋ふく…稲葉良子(特別出演)
久米一京…久保田泰也
唐橋恭敬…荒木太郎
唐橋伸一…小林節彦
太田徹哉…那波隆史
生島慎介…野村貴浩
六輔…太田始
源蔵…牧村耕次
涙子の会社のアルバイト…シャンプー&リンス
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○物語○
田舎で一人暮らしの老女・ふく。消防士だった次男・照美夫婦の写真を懐かしい眼差しで見つめている。照美を震災で亡くした涙子は実家には戻らず東京で一人で生活していた。夫を亡くし不謹慎だが、涙子は寂しさを紛らわすため、言い寄る男を受け入れていた。その夜も出入り業者の生島とホテルで激しく貪り合う。生島は結婚を考えていたが、涙子の素っ気ない態度に怒りを表す。心は照美だけのものなのだ。そんな痴情の有様を幼なじみの久米が目撃する。
後日、下町記念館で久米とデートする涙子。かつて二人は、十年後、互いが独身でいたら結婚しようという約束をした。だが涙子はそれを覚えていなかった。
子供達の顔を見たくなったふくは上京する。突然現れた母親に素っ気ない態度の長男・恭敬と真希の夫婦。恭敬に頼まれ、長女・慶子がふくを預かることになる。フリーライターで忙しい妻の代わりに、主夫の伸一がふくの面倒を見る。東京出身のふくの呼び出しで集まった幼なじみ・六輔と源蔵。酒を飲み、古き良き時代が失われつつある事を淋しく感じる…。
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