2005年12月3日公開
制作…旦々舎
提供…オーピー映画

○スタッフ○
監督…浜野佐知
脚本…山崎邦紀
撮影・照明…小山田勝治
音楽…中空龍
録音…シネキャビン
編集…フィルムクラフト
助監督…加藤義一
スチール…伊藤久裕

○キャスト○
女…美月ゆう子
猿渡ケシ子…佐々木麻由子
島浜パキエ…風間今日子
猿渡完治…なかみつせいじ
島浜兼六…平川直大
猪豚…吉岡睦雄

○物語○
公園に佇む寂しげな中年女。通りかかった猪豚は帰るところがないというその女を部屋に誘った。一瞬、女は和服美人に変身し魅力的な笑顔を浮かべたがそれは錯覚のようだった。猪豚が住んでいるのは河原の青テントだった。猪豚は女を抱き、女は無心で彼を受け入れた。事後、女は猪豚に負け犬呼ばわりされながら久しぶりの快感に酔いしれた。女は再び公園に佇み、10年前に結婚していた島浜の家を訪ね、自分は負け犬かと問うた。島浜は負け犬は自分だと答えた。官能小説家だった彼は女と離婚してからスランプになっていた。再婚相手のパキエはサディスティックな女で、島浜は鞭打たれる生活に疲れていた。やがてパキエが帰宅すると女は出ていった。そして彼女は猪豚のテントに戻った。猪豚は突然出て行ったことを怒りながら彼女を抱いた。女はいつの間にか看護婦姿になっていた…。