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○物語○
徹は40歳間近になりながら、若い頃からの夢を捨てきれず売れないミュージシャンとしての日々を送っていた。そんなある日、かつて同じ夢を追い、今は外務省で外務次官の秘書をしている親友の佐伯が久しぶりに訪ねてくることになった。だが、徹のアパートに現れたのは佐伯の恋人という伸子だった。伸子は彼と駆け落ちし、ここに来るように言われたのだと話した。翌日、ヤクザが佐伯を探してアパートにやって来た。その後、今度は刑事が訪れ、徹は佐伯が外務省の汚職問題に絡んでいることを知った。伸子は佐伯は騙されたのだという。さらに佐伯の妻でかつて徹の恋人だった依子が現れ…。
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