2007/1/4(木)

毎年恒例の大蔵映画社長・新年の挨拶会へ行く。午前11時40分集合。ところが社長がどういうわけか来ない。午後3時頃から「もう飲んじゃいましょう」と飲み会となる。6時頃、お開き。朝、昼と何も食べてないオレはヘロヘロとなる。

2007/1/5(金)

2月にやる『昭和エロ浪漫』パート2の第2稿、3月予定の新東宝作品のプロット上がる。脚本の五代暁子と打ち合わせ。
新東宝作品は会社から企画決められていて、町病院を舞台にした、中年医師と若い看護婦とのほのかな愛の物語をやってくれと言われている。
終了夜中3時。疲れた。

2007/1/6(土)

上野オークラでの舞台挨拶。
オレの『痴漢電車 濡れ初めは夢心地』と新東宝・福ちゃんの初監督作品の同時公開ということで、福原組から佐々木麻由子(今年から芸名を田中繭子にかえるそうな。ちなみに今までは本名だったのだ)、オレの組から日高ゆりあ、星沢マリ、そしてオレ、特別ゲストとして福ちゃん、春咲いつかが壇上に並ぶ。
今までずい分舞台挨拶やってきたが、今日は驚いた。お客さんの暖かい雰囲気に。大雨の中、立ち見までいるという盛況ぶりといい、あの雰囲気のよさといい、ホント、こんなの初めてって感じだったな。
打ち上げ。夕方5時頃から夜11時まで。ホントはもっと飲んでいたかったけど、場所が上野だし、明日は役者のリハーサルだしで、泣く泣くお開きね。

2007/1/7(日)

役者リハーサル。場所・新東宝オフィス。
今回は久々に役者全員が顔をそろえる。
仮題『いそがしい旅』。劇場公開タイトル『婚前乱交 花嫁は牝になる』。
結婚を控えた女が過去の自分にサヨナラする旅に出るという内容。狙いはミステリアスで、かつソフトなコメディ。
ヒロイン役に日高ゆりあ(オレの組6本目)。他に、仲村もも(新人)、美咲礼(去年、三上ゆうきネームで2本出ている)、本多菊次朗、野村貴浩、ムーミン、山口慎次、吉原あんず、オレ、例によって神戸顕一、そしてスペシャルとして桜井明弘(オレと親しいシンガー・ソング・ライター。今まで何度も曲を提供してもらっている。今回は、でも、スペシャルなのだ)。
終了午後6時。
役者の本多菊ちゃんを誘い、五代宅で飲み会。11時解散。明日はロケハンだ。

2007/1/8(月)

ロケハン。
朝9時新宿集合。埼玉三郷へ。スタジオとその周辺を見て回る。やはり現地見ないとダメだよね。いきなり頭が動き出すのを感じる。それにしても志賀ちゃんがいるとラクというか助かる。ポイントの場所を適確に示してくれる。オレは頭にインプットね。
午後1時新宿に戻る。オープンロケの候補地を見て回る。午後4時前には終了。
こんなに早く終わると困ってしまう。
ロケハン後は、スターダスト、バンブーで飲むつもりだったので、とりあえずスターダストのママにTEL。今日までお店やってないと言う。
仕方ない。予定よりだいぶ早い帰宅。しかし、帰るやいなやどっと疲れが出た。起きていられない。2時間寝る。起きてからはタラタラとELVISのクリスマス・アルバムを聞きながら至福の時を過ごす。

2007/1/9(火)〜10(水)

コンテ。集中には欠けたが、アウトラインは出来た。珍しく2日間飲まなかった。それなりには集中したってことね。
合間にDVDで映画を見る。シネ・キャビンの中村さんがぜひ見ろと貸してくれたフランス映画『墓場なき野郎ども』。59年の作品。59年。そう、ゴダールの『勝手にしやがれ』の年だ。つまり、ヌーベルバーグの。この作品の主演は、リノ・バンチュラルにジャン・ポール・ベルモンド。2人ともいい。すばらしい。内容は渋いギャング映画。つまりフィルム・ノワールってヤツね。見応えあり。おすすめします。

2007/1/11(木)

コンテ打ち合わせ。場所シネ・キャビン。開始午後2時。終了夜7時。キャメラマンの志賀ちゃんとコンテの打ち合わせもすると、とりあえずは一段落。あとは飲み会に突入。2日も飲んでなかったもんね。オレもその気。
まずはシネ・キャビンで始まり、次にキャビンの中村さん行きつけのカラオケ・パブ「災災」。ゴールデン街に移動。清美ちゃんの店、オレンジ王子とハシゴ。終了朝5時。タクシーで梅ヶ丘の事務所に眠りに行く。

2007/1/12(金)

コンテ練り直し…の予定でいたが、色々とあって、夜中までやれなかった。2時間ほど仮眠して一気に始める。

2007/1/13(土)

完徹。朝の10時終了。今日はグッドマンで桜井さんと鈴木常吉さんのジョイント・ライブ。午後2時半から。少し寝ようと思うものの目がさえて眠れない。あきらめる。
グッドマン・ライブ。すばらしかった。桜井さんのすばらしさは今さら言うまでもない。今言いたいのは、鈴木常吉さん。なんていい声なんだ。ELVISの影響下に何十年もいるオレは、シンガーは、やはり「声」だと思っているが、常吉さんは、やはり「声」の人なんだな。だまされたと思って一度常吉さんのライブ見て下さい。

2007/1/14(日)

クランクイン前日。五代から2月のオーピー作品の決定稿上がったとの連絡あり。宅急便で送れと指示。
コンテ。からみのシーンを固める。BGMは昨日購入した鈴木常吉さんのCD『ぜいご』。

2007/1/15(月)〜16(火)

新東宝作品『婚前乱交 花嫁は牝になる』(仮題『いそがしい旅』)撮影。
色々ありまして(実は、たんに予算の問題だけどね)、今回は2日撮りです。久しぶりの2日撮りでした。

初日。
例によって新宿西口スバルビル前7時半集合。車は一気に三郷市のTスタジオへ向かう。
スタジオ着8時半。まずは近辺での実景撮り、3カット。次に日高ゆりあ、山口くんをつれて、スタジオ近くの川っぷちで2シーン。そこの川っぷちにあった船つき場は絶好のロケ・ポジションであった。なかなかああいうとこでの撮影出来ないだけに、とても気に入った。
スタジオに入る。予定の8シーン、じっくり撮ってゆく。2日撮りなのに、別にあわてることなく実にいい感じ。
予定どおりに夜の8時はスタジオでの全シーン終了。
新宿へもどり、某シティホテルに入る。本日の最後のシーンとなるHシーンを一発。
終了ちょうど0時。余りに予定どおりにいきちょっとビックリ。快適なテンポの一日だった。明日は大変だ。量的に今日の倍くらいあるし、デイシーンが多いので撮り切れるかどうか少し心配。
オレはそのままホテル泊。

2日目(最終日)。
朝7時半ホテルの部屋集合。ギリギリまで寝てられるのでラクだよね。今日は完徹予定だけど、あくまでデイシーンが撮り切れるかどうかだけが心配だよね。
まずは新人男優山口くんの独りのシーン(オレの映画は前作『奏愛のクロスロード』に続いて2本目)から。タバコをいっぷくするだけのカットにえらく手間取る。ふだんタバコを吸っていないとはいえ、映画では吸うことはちゃんと台本に書いてあるし、実はねらいのカットであるのだ。どう考えても5分くらいで終わるカットが小1時間かかってしまい、オレのイライラ朝一番からピーク。こんなことしてたらデイシーン撮り切れないじゃんかよ!!
そのシーンやっと終え、日高のデイシーン5つはあとまわしにして、オープンに出る。午後3時頃にはもどってこないと、この3シーンやばいことになる。
ホテル前の歩きのワンシーン撮って山口くんはお疲れ。
次に東口のゲームセンターでプリクラ・カット。中野の花屋に移動してワンシーン。この花屋さん、とてもアートな店構えで気に入った。また機会あれば借りたいな。新宿にもどって、中央公園、西口周辺の道路上などで数シチュエーション撮った段階で午後3時。最悪ワンシーンは欠番にしてもよしと思っていたが、そのとおりになる。
3時過ぎホテルにもどり、日高の5シーン。ギリギリデイシーン撮り切れる。
夜。からみ3シーンふくむ8シーン。テンポよく進む。本多菊次朗、野村貴浩という男優の力もある。日高もいいよ。
終了、朝の5時過ぎ。予定どおり完徹。
撤収、6時。オレはそのままホテル泊。

ずい分いい感じでテンポよくいった2日だった。2日撮りとはいえ、カット数、数えてみたら200以上あった。フィルムもいつも近くは回っているし、カット数もそれなりに多いし、よくまあ2日で撮ったと自分に感心。オレってもともと早い方だけど、最近増々早くなってきてる感じがするんだよね。これっていいことか悪いことか分かんないけど、ムダに遅いよりはいいよね。

2007/1/17(水)

そんなわけでホテルに泊まって、チェックアウトの11時までには起きれず、2時間延長して13時にホテルを出る。
夕方6時、次回オーピー作品『続・昭和エロ浪漫』の決定稿が宅配便でやってきた。

2007/1/18(木)

編集。62分30秒。いい感じだ。カット2分もすれば全然オーケー。いつも7分8分切るのに四苦八苦してるの考えると、ホント楽だ。
編集後は国沢組初号試写、打ち上げに顔を出す。

2007/1/19(金)

オールラッシュ。再編集もつつがなく終わる。いいよ、なかなかいいよ。今回の作品。
帰宅後は次回作の準備。明日印刷所に入れるので、そのための仕様作りと、スケジュール表作成ね。

2007/1/20(土)

アフレコ。
開始朝10時。終了夜8時。オレの記憶では、これは新記録。こんなに早く終わると、とまどってしまう。
恒例のシネキャビン飲み会はやめて、主演の日高ゆりあと阿佐ヶ谷スターダスト。0時頃別れて、オレは一人高円寺バンブーへ。3時頃バンブー終了。リカさんたちと駅前の大将へ。5時頃別れて中央線。寝てしまう。起きたら八王子。久しぶりにやってしまった。

2007/1/22(月)

印刷台本上がる。助監督の中川と打ち合わせ。下につくヤツがいなくて悩んでいたが、中川が2人つれてくることになりましたというのでホッとする。
その瞬間、バンビのマネージャーM氏からTEL。次回オーピー作品の主演に予定してたコが出来なくなったという。ガーン!!だよ。今回の新東宝作品に出てもらったコで仲村ももちゃんというんだけど、このコ、なかなか面白い味があってね。次は主演でね、なんて言ってたんだよね。それが急にダメになったと。まいった。困った。マネージャー氏は急遽他のコをさがしますと言ってくれたけどね。
でもね、結果オーライがオレのいつものパターン。だから今回もこれでよかったと思えるはずというあまりの根拠のない自信もあるけどね。ちなみに次回は2月4日クランクイン。

夕刊フジの取材を受ける。大蔵が最近やっている80年代特集に関連したインタビューね。

そのあと、シネキャビンの中村さん、役者の久保新二、なかみつせいじ、竹本泰志と飲む。最終電車で帰宅。
帰宅後、台本発送の作業。明日のダビング用の選曲。二時間しか眠れない。

2007/1/23(火)

ダビング。終了夜8時半。早い。ホント最近(ここ1年くらいか)、現場もアフレコもダビングも早くなってきてる。
ダビングのあとはいつもだけど、心地よい昂奮状態になる。今回も面白いです…とダビングのあとはいつも思う。初号でヘコむこともあるけどね。

2007/1/25(木)

五代暁子と3月に入る新東宝作品の打ち合わせ。会社からは、中年の町医者と若いナースのほのかな恋物語を、みたいな注文を受けている。今ひとつ、これだというストーリーが組み立てられない。一応は出来ているんだけど、今ひとつピンとこないというかね。
ところで、3月作品で4ヵ月連続での撮影となる。これ、オレの新記録です。今まで、月に3本とか2本とかはやったことあるけど、毎月となると、10数年前に3ヵ月連続してやったのが最高で、4ヵ月は初めてのこと。年中やっていたいオレとしては、何かうれしいね。でもこうしてネタに回ったりしてると、単純によろこんでもいられないけどね。

2007/1/27(金)

次回オーピー作品『続・昭和エロ浪漫』のロケハン。
江古田にある昭和の時代のままの家のスタジオをまず見る。いいねえ。雰囲気だ。
それからオープンの場所。江古田周辺、四谷、そして銀座と見て回る。今回は銀座がポイントか。
前夜ガンガンに飲んで2時間しか寝てないのでヘロヘロになる。
でもロケハンしたので、これで頭も一気に切り変わるだろう。

2007/1/28(土)

マネージャーM氏から連絡が来て、次回作のヒロイン役が大沢佑香くんというコになる。それはうれしいけど、彼女忙しいらしくて、インの2日前まであいてないという。よってオレの組では異例なことに出来るだけ役者みんなに来てもらってというリハが出来ないということになる。昭和30年代ものという特殊な設定だし、初めて映画に出るコだし、衣裳等いろいろ不安だけど仕方ない。ま、なんとかなるでしょう。

2007/1/30(火)

新東宝作品『婚前乱交 花嫁は牝になる』初号試写。
ミステリアスな女の行動。日高ゆりあのパイパンをいかしたハードなからみ。そして、一種さわやかなエンディング…。かなり狙いどおりの作品になったと思う。内容的にもそうだけど、オレ個人の趣味みたいなことも限界超えて入れられたかなと思うのだ。例えばエルビス・グッズで遊び、シンガーソングライター桜井明弘のパフォーマンスもふんだんに盛り込んだというかね。桜井さんの歌なんか3分近く流したしね。なかなかピンクじゃここまで遊べないので、そういう点でも大いに満足。(そういえば、桜井さんの歌をこんなに流したの、由美香の映画以来だな。)
期待して下さい。日高ゆりあの成長ぶりもね。
打ち上げ。朝まで飲む。インも近いというのにバカなオレ。

2007/2/1(木)

「中央線の歌姫」るりさんのライブに行く。るりさん、ステキ。バンド、最高。
イブ後は桜井さんと少し飲み、阿佐ヶ谷スターダストへ。2月4日のロケで借りるのでアイサツがわりね。
最終で帰宅。もっと飲んでいたかったが、インは近いし、明日は大沢佑香くんと初めて会うしね。仕方ない。

2007/2/2(金)

大沢佑香くん、春咲いつか、山口慎次の3人だけの役者リハ。
佑香くん、旧家のお嬢様という役にピッタリコでびっくりしてしまう。心配だった衣裳も、レトロなものが好きという彼女の趣味と一致して難なく決まる。だから言ったでしょ。オレは結果オーライの男だって。
大沢佑香、期待大です。あとは、春咲、山口にガンバッてもらえば、うん、今回もいけるぜ。

2007/2/3(土)

3月の新東宝作品「町医者もの」の初稿上がる。うーん。面白くない。困った。

2007/2/4(日)〜6(火)

オーピー作品『続・昭和エロ浪漫』撮影。
「続」がつくタイトルなんて、ピンク歴26年のオレでさえ全く記憶にない。つまり、かなり珍しいことだ。ま、それだけこの作品にはいいことがあったのでしょう。うれしい。
さて、楽しもう。

初日。
朝7時半新宿集合。江古田へ向かう。
まずはめちゃ寒い中、江古田橋でのオープン・ロケから。新人の大沢佑香いきなり登場のシーンね。大沢クン、なかなかカンよし。いいじゃないか。相手役の野村くんの吸うタバコのケムリ、そして息の白さが美しい。
スタジオに入る。Hシーン4つ。芝居場2つ。一気に撮る。終了、夜8時。撤収8時半。ほぼ予定どおり。
阿佐ヶ谷スターダストへ移動。ここで3シーン。終了10時半。ほぼ予定どおり。なんて早いんだ。予定どおりにいくってことは、つまり早いってことなんだよ。
終了後、ママに引きとめられたのもあるけど、少し飲むかと大沢くんと二人でスターダストに残る。小一時間で帰るつもりが、ママの話もはづんで2時間もいてしまう。明日もあるからと、最終電車近くにって大沢んと店をあとにする。
しかし、大沢佑香いいよ。本番で光るタイプっていうかね。

2日目。
朝7時半新宿集合。
赤坂で実景いっぱつ。四谷に移動。今回の最も重要なシーンのひとつを絵画館前の並木道で撮影。それにしても並木道っていいなあ。オレの頭の中には、アントン・カラスのギターの音が鳴りつづいていたよ。
銀座に移動。恋人たちのデート風景を中心に4シーン。
昼頃終了。ピンクファンにはおなじみの千葉のスタジオへと向かう。
午後の2時頃到着。遅い昼食後、開始。
なかみつくんと日高ゆりあの不倫シーン。芝居場2つ。Hシーン2つ。じっくり撮る。あきれるほどHですごいからみです。
終了夜10時。
飲み会。0時を過ぎ、1時を過ぎると、残ってるのは、オレとなかみつくんとゆりあのみ。3時頃、涙を飲んでおひらきとする。ホント、こういう時って、いつまでも飲んでいたいもんだよね。
スタジオ泊。

最終日。
朝8時シュート。
この日は全40シーンくらいの中で20シーンくらいあって一番大変な日。一応ね。
台所のシーンを4つ。オープンに出て、4シーン。帰って来て昼食。
昼食後、12シーンをテンポよく、かつじっくり撮ってゆく。そう、この日はHシーンがひとつもないのだ。なんか、うれしい。
終了、夜8時。撤収、9時。早い。なんて早いんだ。でも、今回も手応えあり。一作目もうまくいったけど、今回もうまくいってる予感。
新宿着、10時半。サヨナラ、現場。今回もめちゃ楽しかったよ。ありがとう!!だぜ。

2007/2/8(木)

編集。65分30秒。4分30秒以上切ればオッケー。今回もラクだ。

2007/2/9(金)

オールラッシュ。面白そう。今回も志賀ちゃんのこりたおしたCG映像何ヵ所か出てくるが、みものはドアタマね。ドギモ抜かれるぜ、きっと。
再編集。一気に4分以上切れる。オッケーオッケー、実にいい感じ。

府中のシネコンで、やっと、ついに、『硫黄島からの手紙』見る。
映画館で映画見るのって3ヶ月ぶりくらい。こんなに映画館に行かなかったのって、ひょっとして小学校に入る前以来かも。なんでこんなに映画館に行かなかったのか? そりゃ今はメチャ忙しいけど映画館に行く時間くらいはある。なぜ行かなかったかというと、寝てしまうだろうと思ったからね。つまり、そのくらい常時疲れているってことね。つまらん映画ならいいけど、イーストウッドの映画見て寝てしまうなんて、大大ファンとしては、しのびないもんね。
でもね、府中のシネコンでやってるの、今日までだったのだ。やはりあの映写効果のすごいスクリーンで見たいもんね。なかば寝てしまうこともカクゴして行きましたよ。
で、結果、2時間10分、全くだれることなく食い入るようにスクリーンを凝視していたのだった。寝てしまうなんてこと、忘れてしまっていた。
グレートな映画だった。『父親たちの星条旗』と並んで、この二部作、全人類必見の映画でしょう。
でもね、オレ的には、よりクリント節が味わえたという点で、『父親たちの星条旗』の方がずっとよかったです。ハイ。つまり、あのくらいドラマチックな方がオレ的には好きなのです。
『硫黄島』の方は、「簡単に感動なんかさせないぞ」というクリントの気骨が出すぎちゃった気がする。ねえ、クリント、もう少しやっちゃってよ…て感じなんだな。
しかしながら、クリント・イーストウッド、今年77歳、なんと巨大な監督になってきたことか。すごい。すごいよ、クリント。次は何をやってくれるのかなあ…。『ブラッド・ワーク』みたいなクリントも見たいしなァ…。
次は何?クリント!

2007/2/10(土)

アフレコ。終了、夜10時半。早い。ホント最近はいちいち早くなっている。
新人の大沢佑香くん、よかった。何といっても絵写りがいい。キレイ。心がまえ、クセがない、ミステリアスな雰囲気…等々、彼女には天性の映画女優の香りがする…とまで言ったら言いすぎか。ま、今後が楽しみ。さっそく次回新東宝作品にオファーしました。
終了後は例によって飲み会へ。朝まで飲み、オレは梅ヶ丘の事務所泊となる。